いわゆる恋愛マニュアルや恋愛テクニックというのは、双方がモテ規範とでもいうべき
「恋愛の型」に適応することを前提としている。
たとえば、デート代は男が出すものとか、女はデート用の特別な服を着るべしとか、
デートスポットとして雑誌に取り上げられるような場所に行けとか、男は女を家まで送って帰れとか。
また、女は男の前ではこのように振舞えとか女のこうした言動は好意(あるいは拒絶)のサインとか、
ある種の非言語的で暗黙の恋愛コードというものもある。
しかし、以上のような恋愛マニュアルは、そもそも恋愛マニュアルやモテ規範に合わせることを
嫌がる女性(女性の主流文化たるスイーツ文化を嫌う女性など)には通用しないと思う。
まさにモテ文化圏の中だけで通じるローカルルールにすぎないが、それが普遍的なルールだと
みなされることでどれだけ多くの非モテ男子や「非恋愛体質」女子が肩身の狭い思いをしていることか。
Permalink | 記事への反応(0) | 09:36
ツイートシェア