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その作品は知らなかったし、今増田で文章を読んだだけだけど、その場面はレイプを意図して描かれていると思うよ。だから、製作者も見る者もその行為の暴力性に思い至っていないと思って傷ついているとしたら、その点は誤解だと思う。
分かっているなら何故抗議しないのかと言われれば、デートレイプを含む作品なんかいっぱいあるし、今更そのひとつをとりあげてどうしようと思わないから。しかし、数の話はともかく、レイプの痛みを訴える女が、何故レイプ描写、しかも他者（自分達と異なるカテゴリに属する人達）に対するそういったシーンを含む作品を撮るのかと言われたら、もうひたすら謝ることしか出来ません。製作者でも作品の支持者でもない自分が謝ってもなんの役にも立たないけど、本当に申し訳ない。何に謝ってるのかよく分からないけど、たぶん自分の潜在的な鈍感さに対して。
何を言っても言い訳になっちゃうんだけど、でも、そのシーンは、見た目が男であるレズビアンの人達を面白半分に嫌な目に合わせたかったわけじゃなくて、そういう人達がジェンダーとセックスの捩れの狭間で傷つく瞬間があるという、まさにそのことを描きたかったんだと思う。
あとここでこのエントリの話をしました。他人事モードで話してるんで、却って気を悪くしちゃうかもしれないけど。
http://www.lingr.com/room/masuda/archives/2008/08/31#msg-46065345
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