2008-02-15

2ちゃんねるとの上手な付き合い方


今更 2ちゃんねる かよと思われそうだけど、ここでは匿名掲示板等の総称と取ってください。

2ちゃんねる の最大の特徴は何かと問われたら、私はウェブ情報の所有者をなくして平等にしたことと答えてます。ウェブの特徴をより強くした感じと言っても良いかな。元来、そこにある文章の良さを、書き手の肩書きや経歴なんかで評価する人が多かったじゃないですか。その本をどうして読もうと思ったのと言われても、マスコミ書店の宣伝、せいぜい友達のおすすめ程度でしかなかったんです。

でも、ネットの良さって誰もが発信できることじゃないですか。そこでまた誰が書いたのかとか、書いた人の経歴はなんだとか、そんな実名匿名論争なんてどうでも良いのですよ。「有名な○○氏が書いた記事だから読む」ではなくて、「これは良い記事だ!誰が書いた記事なんだろう?」ってなって欲しいじゃないですか。一度、スタートラインを同じにしたいんですよ。

それが 2ちゃんねる なんじゃないかって思うんです。

こんなこと書こうと思ったのも、ここ最近ニュース速報(VIP)板こと“VIP”の素晴らしさを見直しはじめたからなんですけど。私はVIPに書くつもりは無いんですよ。だってもったいないですもん。自分で書いた文章を“増田”としての“私”を捨てて、“VIP”としての“私”で書くなんて。でも、2ちゃんねる ってその「私」の部分を無くして平等に扱うものじゃないですか。あー、VIPって 2ちゃんねる だなーって思ったんです。

こう考えると、2ちゃんねる って受信者にとっても発信者にとっても厳しいんですよ。受信者は、与えられる大量の情報に対して全部自分で評価しなくてはならないじゃないですか。そんなこと一人でできるもんじゃありません。だから協力するんです。板ごとでジャンルを分けたり、人気の記事をまとめたり、特定の人が選んだ情報の中からだけを、自分で評価するのです。ゴミ情報があるのは当然なんです。その中から自分のものさしで評価する時代なんです。

信者だって、ものすごーく不利なんです。だって「私」を育てられないから。毎回が勝負、評価は継続されない。中の人が分かってこそ分かるネタなんて(ここでいう)2ちゃんねる世界では通じないのですよ。良く個人ニュースサイトで記事を紹介するときにブログ名も書いてくれなんて甘えなんです。書き手なんて誰でも良いんです。その記事が素晴らしいかどうかだけが基準なんですよ。

とまあ 2ちゃんねる の局所的特長を述べましたが、実際にそうなんだと思います。読み手である自分は、自分一人では見つけられない情報を探すために 2ちゃんねるサービスを使ってはいますが、それすべてを信じたりはしていません。ほってんとりが衆愚化されてても気にしません。すべてがすべてを期待してませんから。情報をある程度に絞ってくれるだけで十分だと思っているんです。

書き手である自分も同じです。私の読者だからって、私の記事すべてを評価してくれるとは思ってません。良くなかったら無反応きめるくらい厳しい読者たちでも良いと思います。その分、これはすごいと思ったら大絶賛して欲しいものです。そのためには、やっぱり舞台に上がらないと何も始まらないじゃないですか。だから、まずは数多くの記事を出していかなきゃって思ってます。

信者よ。

まなめ は作品でおちょくれ。ブロガーは記事でおちょくれ。

どれだけクネクネされたかだけが まなめ る時代だぞ。

信者よ。

多すぎる情報にひるむな。まなめ を信じる必要はない。

自分で判断できる目を養え。判断するために まなめ をおちょくろう。

まなめ と上手に付き合うための最大のコツは、相手に期待しないことだ。

みんなの まなめ を利用するも、誰かの まなめ を利用するのも良い。

しかし、本当に大事なことは、まなめに期待するしないではなく、

自分の まなめ を愛して育て上げることだ!



ネタ
304 Not Modified : Web 2.0との上手な付き合い方
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