2007-12-20

ただいま

朝、ちょっと時間があったので、いつもと違うコースを通ってみた。勤務先は駅から離れている上、健康のためさらにひと駅前で降りているから、ルートバリエーションはかなりある。でも、大体いつも決まったコースを歩いてしまうものだ。下手をすると歩数まで同じなんじゃないか、というぐらいに。たまにはそれを徹底してうち破りたくなる。

近隣のコンビニの位置は大体把握している。朝は必ずコンビニに寄ることにしているからだ。今日のコースにかかるコンビニは1軒。普段はあまり行かない、それはコースのせいもあるのだが、おにぎりの味が微妙好みではないのと、肉まんがまずいことだ。別に肉まんを買う用事がなかったとしても、なんとなく足が避ける。

駅からほど近いそのコンビニは、出勤時間帯にもかかわらず、さほど混んでいなかった。タイミング関係で、これから電車に乗って目的地へ赴く人の比率が高いからだろう。それを如実に物語るかのように、2つあるレジのうち1つは仮精の真っ最中だった。「仮精」とは「仮締め」ともいうが、つまり、レジ金の勘定をしてレシートログと照合する作業。肉まんをどうしようかひとしきり眺めたあと、さて、レジに並ぶか、と思ってふとみると、仮精中の女の子が「どうぞ」と言っている。でも、品物を置いても、まだ電卓を打っている。仮精は途中で邪魔が入るととても面倒なのだ。それでも私は厚意に甘えることにした。というか、今から並び直すのは逆に意味不明だ。こちらもこちらで寸刻を争うわけでもない。ゆっくりやってもらって結構だ。

でもって見ていると、この女の子、袋詰めのとき縦にしては具合の悪いものをちゃんと横に入れてくれている。あたりまえのことのはずなのだが、大抵のコンビニ店員はこちらがつっこむまで気付かない。で、こちらが平身低頭につっこんでも、ふてくされたように大きい袋に入れ直したりして、そのたびにそのコンビニに行きづらくなるのだが、そんな御時世、…こやつ、できる。などと密かに感心しつつ。

で、面倒なときは何を入れようがスルーするが、今日はこちらも余裕があるので声を掛ける。「あ、お箸とか、いいです。」

と、レジ女の子は明らかに動揺したようだった。「…! え、あ、はい。」途端にぎこちなくなり、釣り銭の返し方もなんというか、ちぐはぐだった。なんか逐一流れをぶった切るような真似をして悪かったのかな、なんてことを思いながらそそくさとコンビニをあとにする。

歩きながら、先程買った「特製豚角煮まん」(やはり肉まんは避けた)をほおばりつつ、なんとなく今の店内の出来事を反芻してみて、私は愕然とした。まさかとは思うが、フラグが立っていた1%の可能性を、私は否定できない。

でも、あのコンビニに私が次に立ち寄るのは、恐らく1ヶ月以上先のことなのだ。確認のしようもない。

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