NHKアーカイブスを見た。
十年ほど前の放送番組で、スクールカウンセラーと生徒を撮ったものだった。
そこで写っていた、かつて不登校だった中学校生徒が現在の番組に寄せたメッセージは「自分には必要な休息だった」というものだった。
俺もかつて毎日が辛い時期があったが、がまんして、耐えて学校には行き続けた。親の要請もあるし自分の意地もあった。
でもああいった、かつての不調や逸脱は自分には必要だったという言葉を聞くと、俺もあのころ学校に行かないで好きに生きていれば良かったのかななんて思う。行きたくないつまらないときは休めば良かったのかなと。
大人になったいま、そんなことはできないから。
中学生らしい反抗や落ち込みや逃避やらをせずに、大人になってもそれらを持ち越している俺はどうしていけばいいのだろう。
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