2007-09-02

アイドルが男の家に帰っていった。

ひさしぶりに旧友数名とあってきた。

数年に一度ぐらいのペースで数名であったりしている。

卒業から10年。高校時代のアイドルもいた。

すこし普段の生活の疲れが窺い知れるけれども、

いまでも十分愛嬌があってかわいい。

帰り際みんな方向は一緒。

よくその子とふたりで、学校から帰っていた甘酸っぱい青春時代を思い出した。

終電も間際。今日普通に送ってあげるつもりだった。

だが彼女はあらぬ方向に帰るという。一人暮らしをしているわけではない。

手にもっている荷物はとてもちいさい。

深くはつっこまなかったが、なにかどうしょうもなく寂しくなった。

いや、いいんだ。いいんだが。

なにか寂しくなったんだ。

マスター、今晩は素敵な香りのをいれてくれないか。

いや、弱くていい。

ふ。

  • 寂しさを肴に飲む酒も、いいもんだよ。 仕方ないことだしね。アイドルだって自分の恋くらいするさ。

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