2007-03-05

死にそうな映画

最近映画(というか映画化されがちな原作の方の問題か)は、主人公もしくは主人公と親しい人間が難病に侵されていて、いきなり余命数ヶ月とかいう設定が多すぎる。

誰かが死にそうにならないと成立しない人間関係ってあからさまにおかしいし、そんな不自然関係の中で泣きわめいたり、弱っていく登場人物たちの姿を観て涙を流す人もどうかと思う。

もうちょっと想像力が豊かなら、こんな安易なストーリーでは泣かんと思うし、逆にもっと些細なことでも泣くほど感動できるはずだ。

なんだろうな?こういうの「ゲーム脳」とはまた違う「劇場脳」とでもいうのか、「主人公が死ぬ=安心して泣ける」ってのも、これはこれでなにか大切な倫理観のようなものが欠如しているように感じる。

誰かが「日本人は泣くために映画を観に行く」とか言っていたけど、日本人の感受性を乏しくさせるだけのくだらない悲劇はもう要らない。

  • http://anond.hatelabo.jp/20070305212418 「別れ」をテーマにした作品はたくさんあって、死が愛するもの同士をわかつっていうのはその1パターン。 最近確かに多すぎるよね。しかも、なんか現実...

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