はてなキーワード: 漢語とは
ところで「一寸の虫にも五分の魂」の「五分」は長さの単位としての分(1寸の1/10)というのが国語辞典の解説のようだ。
A三(数)
❶二分の一。半分。
例人生百年、昼夜各分じんせいひゃくねん、ちゅうやおのおのぶんナリ
訳人生は百年で、昼と夜とがそれぞれ半分ずつである〈列・周穆王〉
❷十分の一。一割。
例歳蔵㆓三分㆒としゴトニさんぶヲぞうス
A四(量)
❶単位名。
㋐長さの単位。一尺の百分の一。
㋑重さの単位。一両の百分の一。
㋒面積の単位。一畝ポの十分の一。
㋔角度の単位。六十分は、一度。
(中略)
日本語用法一わ-かる。理解する。明白となる。「答えが分かる」二ぶ。①勝負などの優勢の度合い。「分が悪い」②単位。㋐数で、一の十分の一。㋑歩合で、一割の十分の一。㋒重さで、匁もんめの十分の一。㋓江戸時代の貨幣で、一両の四分の一。
という説明があり、どうも単位としても1/10だったり1/100だったりする。
(日本語用法ではない)漢語としても1/100の場合があるということは、把利→割の定着後に分=1/10割=1/100になった、というわけではなさそうだ。
熟語は中国語に由来してるから、基本的には漢語の語順(SVO)が適応されることになる。
ただ、和製漢語については日本語の語順で作られているものも存在する。
・酒造(OV):酒を(O)造る(V)だから「造酒」が正しい
・鬼滅(OV):鬼を(O)滅ぼす(V)だから「滅鬼」が正しい
「店休日」についてだけど「店を(O)休む(V)日」だから「休店日」が正しく、「定休日」は「定めて(副詞)休む(V)日」だから「定休日」が正しい。
※ここで「正しい」と書いたのは漢文構造に従っているという意味であり、漢文構造に従ってない漢語が「間違っている」というつもりはなく、日本語構造に従った漢語もまた中世から見られる伝統的なものであると補足しておきます
増田が覚える違和感は漢文構造に反していることが原因だと思う。
ただ、日本語の語順に従った熟語には「酒造」「人選」など定着しているものも多く、漢語の語順に従っていないという理由だけで誤用であるとは一概には言えない。
(ちなみに「調剤」は、「ととのえる、調合する」という意味を持つ「調」と、「薬を配合する」という意味を持つ「剤」を並べたVVの構造で、「進行」などと同じで似た動詞を並べた型みたいです。)
モノを学ぶ基本姿勢を教えておいてあげる
女陰説はガセ
なんでそう思ったの?
どこかに目にしたのだろう
これを辞めなさい
漢字の字源、由来だけの話ではない
学問全般、科学であろうと、論文が出揃っていようと、現時点での仮説、一つの論にすぎない
さて、「也」の字源も諸説ある
女陰説を否定している学説もあれば、これを肯定している説もある。
漢字辞典は種々あり、どの学者はどうだと例示もしてやれるが、そりゃ割愛する。
その他にも芽吹いた種などいろんな説がある
ここに「正しい」答えなんてものは無いんです
明確に示されると信じちゃうよね
でも飛びついちゃダメなの
科学的に絶対にこれが正しい、最終結論、あんてものが数年であっさり覆されるなんて往々にしてあるんです
学びの場だけではなく生きる知恵でもある
簡単に騙されなさんなよ
夫婦の夫の側がお母さんという言葉を使った場合、夫の女親ではなく妻を指すこともあるが、母と言った場合は妻を指すことはない。
このような使い分けは辞書に書いている表面的な意味の語釈からは絶対に把握できない。
辞書で新しく知った言葉を背伸びして使って恥をかくリスクの背景にはこういった事情もあるんだと思う。そりゃ明治の文豪気取って漢語バリバリ使いたいけど漢籍読んでないんじゃ辞書の意味だけ見て知った気になっても語用論的に的外れな使い方しちゃうことになるよね。
意味的には同じでもこういう場面では使わないみたいなのはもう実際の会話や文学で経験積んだ上で十分熟知してるだろうって言葉に対してだけ安全に使えるだろうって程度だろうね。