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2008-12-14

ニコニコ動画が失ったもの。

それはニコニコ動画初期における「他の動画サイト動画コメントを付加させるシステム」であると思った。

1.急速なアクセス数の増加とYouTubeからの遮断

まずはじめに、ニコニコ動画2ch掲示板管理人である「ひろゆき」がその立ち上げにかかわっていた件や、それまでの動画サイトとは異質の「コメント」をつけて皆で楽しむというシステムなどのおかげで急速にそのアクセス数を伸ばしていった。

しかし結果として、アクセス数の増加によりYouTubeからアクセスを切断をうけるという非常事態を発生させるにいたった。(田代砲、F5連打などのやりすぎも槍玉にあげられる。)その対応策としてSMILE VIDEOができ、従来よりも高画質の動画が楽しめるようになり、一部のユーザーとしては当初はむしろ歓迎ではあった。

しかしYouTubeフォト蔵、amebaなどの他サイト動画を持ってくるシステムをなくしたのは、動画投稿サイトがこれだけ増えてきた現状を考えると相当痛手であると感じると言わざるを得ない。

2.各種動画投稿サイトの出現と閉鎖

YouTubeニコニコ動画の台等、Stage6の閉鎖などにより、国内外を含め、さまざまな動画投稿サイトが出現しては消えていった。

ニコニコのようなコメントシステムを導入した例であげれば「字幕.in」「なんとか動画」「ニフニフ動画」「zoome」「ParasiteStage-ぱらすて」「RAYRAC TV」「コメコメ動画」「acfun」などがあり、Stage6のような高画質配信のサイトであれば、「Veoh」「StageHD」「Vreel」「GUBA」「vimeo」「VnTube」「eyeVio」「blip.tv」などがあげられる。

しかし、コメントシステムを付加させたサイトは、アクセス数を稼ぐことができず、動画コメントも活気がなく寂しい状況に陥り、高画質配信に特化したサイトストリーミング速度の問題、アニメ本編などの違反動画への対策、、鯖代の維持のための資金繰りに困窮したている現状であるといえる。さらにコメントシステムを導入しつつ高画質配信も行っているサイトに関しては両方の面で厳しいといえる。

3.初期のニコニコ動画の特異性

純粋に「他の動画サイト動画コメントを付加させるシステム」に特化していれば、現存の類似サイトと違い、ニコニコ動画アクセス数が多く人が集まる環境であるため、動画コメントがなく活気がない寂しい状況になることもないだろうし、訴訟沙汰や動画削除は元ファイルの置いてあるサイトに任せることができ、なおかつ鯖代の負担を減らせ、ニコニコ動画における赤字運営やプレミアム会員に頼る現状もなかっただろう。

4.まとめ

以上のことから、YouTubeからアクセス遮断をされた際に、対応策としてSMILEVIDEOを作るのでなく、YouTube交渉し、鯖代の一部負担を申し出るべきではなかったのだろうか?もしくはニコニコ動画自体のアクセス数を制限するべきではなかったのではないだろうか?

そして他の動画サイトともうまくリンクを繋げていき「他の動画サイト動画コメントを付加させるシステム」に特化させるべきでなかったのではなかったのではないだろうか。

 
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