はてなキーワード: KRPとは
東京生まれで大学も東京だった俺だが、4年位前に京都のベンチャー企業からオファーがあって転職した。ちょうど昔はてなのオフィスがあったKRPのオフィスで1年間働いていた。
社風が肌に会わなくて結局その会社は辞めたんだけど、既に京都で嫁さんも見つけて家も買ってしまったので、そのまま京都の別の中堅規模の会社に転職して、そのまま京都ではたらいている。
あ、住まいは実は滋賀県なんだけど、これは東京で働く人が埼玉に住んでいるようなもんだから、気にしないで欲しい。
で、正直関東出身で京都に行くと、いろんな意味で悩んだりしんどかったりすることもあった。
関東ではあんまり聞かない、同和利権とかヤクザとかの話が結構多いし、最初は正直そういう話題にどう反応していいのか分からなかった。まあ、俺の周りだけかも知れないけど。
人間関係や取引先との関係も、関東出身の俺としてはすごく違和感があった。京都では言いたいことはあんまりスパッと言わない。取引先が固定していて入り込むのが容易ではない。全体的に湿っぽくて何事も言葉と真意が乖離している感じがして、結構きつかった。
京都をシリコンバレーに対比させたような記事もよく見るけど、自分が行った事のあるシリコンバレーはもっとドライで明るいところだったと思う。自分の印象では未だに京都は湿っぽくて暗い街だ。ずっと前からいる人にとっては居心地がいいかもしれないけど、新参者には冷たい。どうでもいいところで京都の伝統とか文化とか出してきていちいち反応するのが疲れる。京都の中にもヒエラルキーがあって、○条より南は柄が悪いとか、○○より北じゃないと京都じゃないとか平気で言う。練馬区は東京じゃないとか言うやつと同じくらい不快だが、向こうでは冗談っぽいこうした話もこちらではかなり本気だ。
物価や家賃だってそんなに安くない。交通だって不便だ。来た当時、いろんな寺社仏閣を見て回るのが楽しかったけど、飽きた。
そんな俺も4年も京都で仕事をしていると、ようやくだけどちょっと慣れてきた。時々東京の空が懐かしくなるけど、もうこちらに生活の基盤を移してしまったので容易には東京に戻れない。
はてなよ、何でこんなところに戻ってくるのだ。東京のほうが仕事やりやすいだろ。静かな環境がいいって、あなた方が引っ越してくる烏丸御池は京都の中心街で静かでもなんでもないぞ。近藤、お前が京都に戻りたいだけなんちゃうか。理由なんて後付だろ。