はてなキーワード: ハヌマンとは
「自然界で起きている事だからそれが正しい、或いは優れているのだ。よって自然界に存在する行為を為せない人間は劣っていて当然」ってバッカじゃねーの。
動物行動学・行動生態学の発展の中で、子殺しの行動が見直しをされるようになったきっかけは、インドのサルの一種であるハヌマンラングールの例である。
このサルは、成獣の雄が多数の雌の群れをハーレムとして持ち、雌たちとの間で子供を作る。群れで生まれた雌は群れに残るが、雄は群れから出て若い雄の群れを作る。成長した雄はやがてハーレムを持つ雄に攻撃を仕掛け、勝てばハーレムを所有するに至る。この時、群れを乗っ取った雄は、その群れの雌が抱えている乳児を、全て食い殺してしまうというのである。これは突発的、異常などではなく、群れを乗っ取った雄は必ずこうするのだという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E6%AE%BA%E3%81%97
コレを人間社会に当てはめると、結婚する相手に連れ子がいた場合は、その子を殺す事が優れた行為であり、よって連れ子を殺す人間が優れているということになる。
つまり「子孫を残せない方が劣ったマイノリティーなのは必然だよ。生物の種の保存の法則から言えばね。」とかほざく人間は
上のような「連れ子を殺す人間が優れていて、連れ子を殺さない人間は劣っている」という価値観であるわけだ。
じゃあいいです。俺、別に劣っていても、連れ子を殺す事が立派なこと(優れていること)だと思わないので。それは価値観の違いですね。
で、もしこの行為が「優れた行為ではない」と主張するならそれは何故ですか?普通に自然界に存在する行為なのに何故それを否定するんですか?
コレを否定するというのならそれは、自然界にある行為や事象の中から自分の価値観に添った物のみを恣意的に持ち出して、なんだかよく分からない「自然科学」という権威をちらつかせて、自分の価値観を正当化してるだけという事です。そしてそのような言説を撒き散らす人は所詮、自分の価値観を権威にすがることでしか主張、説得することが出来ない怠惰な無知蒙昧の軟弱者だということです。