はてなキーワード: アガペーとは
http://anond.hatelabo.jp/20070301011510
その時、俺は人生で一度しかないほどのモテ絶頂期だった。2人からほぼ同時期に好きになられて、まさにど・ち・ら・に・し・よ・う・な、というぐらいの状態だった。
どちらもそれほど好きではなかった。で、何かのジョークじゃないけど、おっぱいの大きい方を選んだ(あくまで結果的にだ!)。なんとなくこっちの方がいいかなぁと思ったから。とはいっても正直下心の方がでかかったので、ガツガツ行きすぎてしまった結果、数ヶ月で別れることになった。どういう過程だったのか忘れた。お互いガンコだったからかな。距離置いてみる?ってなって、じゃ別れようかと。そこで俺が「もう付き合うことなんてないだろうな」なんて言った気がする。今じゃなんでそんなこと言ってしまったのか昔の自分の気持ちがわからない。
その頃からだんだん「好き」な比重が俺>相手になってきて、ちょくちょく声かけたりして、結局やっぱり好きなんだって言った。でもだめだった。どちらかといえば恋人というより、弟という感じなんだと言う。ああこれはもうあきらめなくちゃいけない、って思うのだけど、全然忘れられない。ここから俺の矛盾を抱えた日々が実に(現在まで)3年半ぐらい続くのだが。1、2ヶ月会わなくて、あぁもう忘れられたかなと思っても、ほんの少し彼女に会うだけで気持ちが元通り。ゴミ箱へ削除しても何度でも復元できてしまうファイルみたいに好きな気持ちが復活する。ちなみにこの頃からちょうど「愛とは何か」を考えるようになり、「エロス」とか「アガペー」といったキーワードを知ることになりました。
忘れられない最大の原因はもしかしたら向こうはまだ好きなんじゃないか?と思わせられることがあるからだ。彼女は何か俺のことを特別視するような目で見る。恋人でも友達でもない、大切な人なんだそうだ(これが元カレということなんだろうか)。何かにつけて世話を焼いてくれるし、ここ最近(といっても1年ぐらい)はたまに向こうから甘えてもくる。それに何かはっきりとはしないけど、とても大きな愛を感じている。でも、何故かそれに応えることはしなかった。
最初の頃は本当に好きだ好きだアピールしていた。でも恋人にはならないかも発言を受けてからは、表面的にはクールを装って心の中では熱く燃えていた。近くにいても自分からは話しかけに行かず、ひたすら我慢。でも時折我慢できなくなってメールなりメッセなりでコンタクトとってしまうことはあったけど。「ふ、ふん俺はもうお前のことなんか好きじゃないもんねー。まぁたまには連絡するけど」という態度を取った。うわ、今思うとこれあからさまなツンデレじゃないか。
最近俺と彼女を知る人から「もう話かけちゃだめですよ、あきらめて次行きましょう」みたいなこと言われた。その時俺はかなり酔っていたため、思わず大泣きしてしまった。俺は4年間もなんて中途半端なことをしてたんだろう。思えば俺はこんなにもあいつのことが好きなのに、この気持ちはたぶん1/10も伝わってないだろうなと思ったら、悔しくなってきたし、やっぱり俺はまだ本当にあいつのことが好きなんだと改めて思った。
でもなんで俺はあいつが好きなのか未だに全然わからない。どこが好き?と言われても本当に説明ができない。向こうが好きだから好きというだけなのかもしれない。じゃあなんでもう一人を選ばなかったんだろ?どっちかと言えばもう一人の子の方が俺のことを好きだった。だから向こうが好きだから好き、ということだけじゃない。でも、何か説明はできないんだけど、彼女の「好き」の方が好きだったから。もう一度あの愛にがばっと包まれてみたいと思う欲求が起きたから。全然論理的じゃないけど、人を好きになるってそういうもんなんやな。
今、この4年間に区切りをつけないといけないと思う。もしかすると一生好きでいるかもしれない。それぐらい好きだ。今月中、いや、しばらく会えなくなる最後の日ぐらいまでには伝えないと。あきらめようと思い始めた時に、会う機会を完璧に絶つことをしなかったのが悪かったかもしれない。だらだらと続けてしまった。だから思いを全部伝えて、そして全部、頭の片隅の奥の方にしまおうと思う。