はてなキーワード: バンダイチャンネルとは
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-875.html
そもそも問題はそこじゃないのだろうか?昔のニコニコ動画で実現されたとおり、アニメをアーカイブ化し無料で見せることですることでひとを集め、その広告費を稼ぐというモデルが成立するのだろうか?それが成立していたのなら、製作者側の怠慢といえる。製作者はバンダイチャンネルなどで課金して収益をあげようとしているのに、ニコニコ動画がそれを無料にすることによってきちんと利益をあげることができたのだから。しかし過去のニコニコ動画で実現されたモデルはきちんと成立したのだろうか。多分成立しないのではないのかと思う。アーカイブ化は収益率が悪化しやすいからだ。コンテンツというのは新しさが重要であるため、過去のコンテンツを全てアーカイブ化するのはすこぶる効率が悪い。コンテンツは新しいものが見られる傾向にある。ニコニコ動画でもランキングに入るのはその日や前日に投稿されたものが多い。一部の例外はあるものの、新しいコンテンツが見られる傾向にあるし、同じコンテンツで見ても投稿日にアクセスを稼ぐことが多い。だから古いコンテンツをお金をかけてアクセス可能な状態にしておくのは非効率なのである。ほとんどアクセスされず広告費が稼げないコンテンツなのに、維持費をかけるのは無駄だ。こうした無駄は技術的革新がないかぎり、長期的に大きくなっていき収益を圧迫する。例えば月にn個のコンテンツが投稿され、投稿された月にしか見られないとしよう。はじめの月にアクセスのあるコンテンツの割合は100%である。しかし次の月には50%、そしてその次の月には33%のコンテンツにしかアクセスがなくなる。一年後に収益に寄与するアクセスのあるコンテンツの割合は8%にまで減少する。これはニコニコ動画に限らず、図書館などでも同じだ。だから図書館は非営利目的の公立のものか私立大学の付属のものしかない。後者でもそれ自体で収益をあげるモデルで営まれていない。コンテンツのアーカイブ化は構造的に非効率なのであり、ビジネス向きではないのだ。多分技術革新か新しい収益元がないかぎり、そのうちYouTubeもニコニコ動画も廃業するか、過去のコンテンツの切り捨てをはかるだろう。特にニコニコ動画は成長が著しい反面、「死」を迎えたコンテンツの拡大も早く収益悪化につながるので新しい収益元を見つけなければ、そうなる可能性は高い。こうしたことはありえないと思うかもしれないが、実際にブログの最大手のFC2ではきちんとこうしたことを考慮しているふしがある。FC2ブログの利用規約には次のような一文がある。
FC2ブログの基準として以下の定義のブログ上で広告が挿入されます。
【非アクティブ状態】
一ヶ月以上にわたり新規投稿がされない場合、所定の広告が挿入されます。
http://blog.fc2.com/kiyaku.htmlまた無料のホームページの利用規約にも
7. 三ヶ月以上の更新が見られないサイト
三ヶ月以上の更新が見られないサイト、または登録から三ヶ月以上更新が見られないユーザーは削除する場合がございます。
http://web.fc2.com/kiyaku.html古くなってアクセスがなくなったと考えられるコンテンツを一定の基準で判断し、それに対して新しく収益をあげられるようにするか削除しているのである。これを私と同じ考えでやっているとは限らないが、最大手であり大きな容量を提供するFC2だからこそコンテンツの「死」に対して対抗しているのだと勝手に思っている。それぐらいコンテンツのアーカイブ化は非効率的なのだ。だからアニメをアーカイブ化し、それによってひとを集め広告費で稼ぐというモデルは成立しないと考えられる。多分技術革新がないかぎりできるのは今のガンダムのように一週間という期間を区切ってネットで配信するというビジネスモデルだろう。
ただいまのニコニコ動画にはアニメは関係ないということだけは付け加えておく。確かに昔のニコニコ動画はひどかった。ガンダムやエヴァンゲリオンなどの有名なアニメがアップロードされていたし、新作のアニメもすぐにアップロードされていた。しかしいまは違う。いまではきちんと削除されているし、新作もすぐに削除される傾向にある。実際に