あんなにスラスラ読めるのに、書こうとするとぴったり当てはまる言葉が一生出てこん。
そう考えた増田は冒険に出ることにした。
冒険に行くためにはまず装備をそろえないと。さすがに全裸はまずかろうなのだ。
増田は上流階層なのでまずはネクタイを購入した。狐がコーンとつぶやいている洒脱なネクタイである。全裸にネクタイを締めてみた。
装備はこれでよし。次は冒険の目的地をえらぼう。
増田は外に出た。全裸で。冒険である。冒険といえば国道246号線だ。増田は国道246号線をずんずんと進んだ。全裸で。
国道246号線の起点は桜田門である。厳密には桜田門じゃないが桜田門じゃないが桜田門が起点じゃないとだめな気がする。桜だもん。本官さんが長い長い警棒をもってたってる。増...
しばし歩くとイチョウ並木である。国会議事堂の。夏のイチョウ並木は物足りない。銀杏臭くないのだ。無臭。世の中無臭ほどくだらいものはない。女もチーズもうまい棒も匂いがあっ...
増田は国会議事堂のまえの庭園で物思いにふける。ここの庭で家康と秀忠が清正の首実検をしたのであったな。家康は有頂天であったろう。秀忠はドン引きしてたのであろう。戦国から...
増田は国会議事堂の前庭を放浪する。全裸で。時計塔がたってる。これ意味あんの。時計のために30mの石の塔がたっているのだ。わけがわからん。これ、誰も見てないし。昭和の日本は...
増田は国会図書館に寄ることにした。全裸で。増田ははてなが好きである。いや、嫌いである。その愛憎半ばするはてなについてよりよく理解するために、はてな創業者が著した『「へ...
国会図書館に入れなかった増田はがっかりしたが公園でしばし休むことにした。全裸で。この近辺はやたらと公園が多い。でもちょっと格式張った石の構造物がごてごてとおいてあるの...