めちゃくちゃスーパーマーケットが好きだ。休日はほぼ都内のスーパー巡りに費やしてる。
彼女とのデートもスーパー巡りに付き合わせてたら、最近はめっきり来てくれなくなった。
それでも、地方や海外に一緒に旅行に行った時は、別行動させてもらってでもスーパー巡りをしてしまう。
まず、スーパーは良い香りの宝庫だ。
入った時の、青果の青っぽい香りから、精肉、鮮魚の塩素消毒っぽい匂いに変わるところとか最高だ。
お菓子コーナーの甘さと包装箱の紙の匂いが混じるのもいい。
ひなびたスーパーの見切り品のよれよれの野菜を物色するのも良いし、デパ地下の生鮮食品売り場の醤油100種類コーナーとかも楽しい。
国産の鳥もも肉68円とか、イワシ一尾70円とか特売で見かけると小躍りしたくなる。
試食も良い。近場のスーパーの試食売り場のおじさん(料理マニア)と仲良くなって、最近は試食するたびにメニューのブレストを楽しんでる。
俺は行こうと思うスーパーを決めたら、まず歴史を調べる。
肉屋が前身のスーパーは当然精肉が強く、魚屋なら鮮魚が強い。
酒屋は珍味系のルートやワインのこだわりがあったりして楽しい。
地方から出てきたスーパーはその地元のマニアックな食材や調味料を取り扱っている。
惣菜コーナーも捨てがたい。スーパーの惣菜コーナーはコンビニのそれと違い商品としての完成度が低い。
だけど、それがいい。
シンナリしたイカゲソ揚げとか、ラードたっぷり練りこんだネギトロ巻きとか、
給食で昔食べたような謎の中華風春雨サラダとか、昼下がりに買ってビールと一緒に昼から飲み始めると最高だ。
ああ、こんなこと書いてたらまたスーパーに行きたくなった。
今日も仕事終わったらスーパーに寄って帰ろう。