2010-12-08

食品サンプル歴史概論

食品サンプル歴史は浅いようで実は深い。

1977年、当時化学者であったイソノマコトにより

日本で初めてと言われる食品サンプルカレー壱号」

が発表された。当時は現物を置くだけだった店のサンプル

だったが腐食しないこのサンプルはおおいに受け

瞬く間に全国へと広がった。

この「カレー1号」の成功を受け各社こぞって食品サンプル業界に参入した

そのなかでも1980年には数々の革命技術発明された。

「米の照りのためのグロス」や「肉の食感再現スプレー」はその主たる例である

中でも麺類の再現に必要不可欠な「麺類ゴム」の登場は業界

震撼させた。そのリアリティある材料は「ラーメンサンプル(スーパー)」

蕎麦4号」など後世に語り継がれる傑作を続々と

誕生させることになった。そのあまりの質感により

「本物と見間違えた。まさにジャパニーズクォリティ」

ニューヨーク・タイムズでも賞賛されるほどであった。

ちなみにこの年の最も偉大であるアジア人100に

この技術開発者であるヤマノウチイチロウが選ばれた。

その後も食品サンプルは軽量化、高品質化を繰り返し

そのクォリティーの上昇は留まることを知らなかった。

1980年代後半には世界初となる可動型食品サンプル「天そばと

牛丼」がリリースされ可動型食品サンプルブームの火付け役となった。

1990年の「食品サンプルブーム」により安価で安全な

食品サンプルお茶の間でも広がった。昨今、食品サンプル

ガチャガチャでも入手できるようになった。

女子高生OL携帯ストラップアクセサリー食品サンプル

使うのはもはや常識でとなった。

NASAスペースシャトルの可動部分に

食品サンプルが使われることになったのは記憶に新しい

このように私たちの日常になくてはならなくなった「食品サンプル

ではあるが、様々な社会問題を内包することになった。

(後半 食品サンプル環境問題に続く)

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