何をどこまで求めて家事をしているのか分からないけど、
育児をしているわけでもないのに、一年中家事に忙殺されて動けない、なんてことはありえない。
それじゃあなんで世の女どもは「家事が忙しい」などと嘯くのか?
ありていに言えば「かまってちゃん」なわけだが、これが根深い。
自分が世の中にいてよくて、誰かに大切にされている、ということを実感できていないわけだから、
そりゃ焦りもするし不安にもなる。
食欲だの性欲だのよりはるか上位にある欲求だし、最近の犯罪の多くも、結局これが原因だ。
パートに出たり、習い事を始めたりしてそれを解消しようとする主婦は多い。
旦那のほうも、その時間を作ってやっているのだから満足しろ、と言いたくなるはずだ。
でも結局、パートや習い事なんてものは「誰にでもできる簡単な作業」でしかない。
責任ある仕事やその人にしかできない専門職を担ってきた人なら、満たされない気持ちがかえって際立っていく。
自己承認欲に対する欲求不満は、主婦の職業病と言ってもいいかもしれない。
社会との唯一のつながりは旦那だけ、その旦那が評価するポイントが家事だけなのであれば、
家事がいかに大変な仕事で、自分はどれだけ頑張っているかをアピールしてしまうのはある意味必然。
しかも、家事というのはできていて当たり前、できていないと怒られる減点方式の評価しかされない。
どんなに頑張っても「普通」以上の評価は得られないのだ。
だから女は「愛してるなら手伝って」などと言う。
それ以外に表現方法が見つからないからだ。
かまってほしいけど、どうして欲しいのか自分でも分からない。
それが家事至上主義と呼ばれる現象の本質ではないかと私は思っている。
だから、バカ正直しぶしぶ手伝ったりしても無駄だ。
家事を奪えば奪うほど、女は逃げ場を失っていく。
今度はやり方がダメだと注文をつけたり、より無理難題を押し付けたりしてくるはずだ。
最近流行りの新型うつに感染する確率も、どんどん高まっていく。
世の旦那さんがたよ。
彼女や奥さんが自分で考え、実行したことを見つけてやっていますか?
成功にせよ失敗にせよ、それを評価していますか?
彼女が興味を示したものに、あなたも興味を持ってあげていますか?
たとえば愚痴でもいい、何かを話して、彼女にアドバイスを求めることは?
ペットではなく、メイドでもなく、デリヘル嬢でもなく、なぜ彼女と一緒に暮らしているのか、考えたことはありますか?
お互いの信頼やコミュニケーションに不備があるのでしょう。
「性格の不一致」としたほうが、丸いと思います。
普通「家事が忙しい」と言う時は ・共働きである ・子供がいる のどちらかだと思うが如何か。