やる気しかないバカな奴が一番使えない(傷口を広げる事しかしないから)って何かで読んだ気がするけど
こと日本の大企業ではやっぱりやる気の無い人間が一番扱いに困る気がする。
やる気が無かろうと優秀であれば、大抵の仕事は「一応」回るだろうし
(途中で心が折れそうになるだろうけどその辺はまた別問題)
でもやる気の無い人は周りのモチベーションを下げる以外に効果が無い。
市場原理で言えば仕事量に見合ったレベルまで給料が下がるか、スポイルされることになるわけだけど
じゃあ実際にそんな単純な話で釣り合いが決まるかっていうとそんな事は無いと思う。
中小企業やベンチャーみたいに、社長の一声で給料が変わるような環境なら↑の話は現実味を帯びると思うけど
一部上場レベルの大企業だと、初任給はいくらで年次でいくら昇給していくようなレールが決まってて
懲罰モノの大ポカをやらかさない限り最後尾はキープできる。(で、その最後尾は年齢平均位は貰えてると思う)
普通、社員のやる気を上げるものといえば、金(給料)か名誉(役職)か仕事内容だと思うんだけど
この人たちにはどれも魅力にならない。
だって現状で求める水準に達しているのにそこから更に努力する必要性がないから。
で、こういう部下を持った場合、その人がいかに使えないかを切実に訴えたとしても
理解してもらえる事は稀で、下手すると本人の管理能力が問われる
(実際、教育が悪いから伸びない例もあるから)。
運よく主張が通ったとしてもその後の対応が難しい。
簡単に首にするわけにはいかないし、給料は最後尾だから下がりようが無い。
(正確に言うと上げ幅を無くしても意味が無い)
一番現実的なのは比較的重要度が低い部署に飛ばして放置する形なんだろうけど
何か掃き溜めを作ってるみたいで非建設的だし
何よりそんな部下を持つかどうかの運不運で評価が決まるのが嫌。
普通の社員を教育した場合と明確に評価が変わるわけでもないしね。
全員が満足できることなんてあるわけないけど、何かいい方法ないかなぁ。