姉貴が癌になった。自覚症状があってから検査をしたから結構進行していて、5年後の生存率が40%ぐらいとのこと。その話を聞いたときはただオロオロしてしまって、その日は全く寝れなかった。翌日、姉貴に会いに行ったら思ったよりあっけらかんとしていて、「覚悟もできてるし、大丈夫だよ、それより、痛み止め入れたら全然痛く無くなったよ!、こんなに楽になんならもっとはやく病院来てればよかったぜ」とか言ってた。本格的な治療がまだ始まっていないからできたんだと思うけど、姉貴のナイスな演出によってそこに集まった家族みんなの胸にたちこめてた黒くて分厚い雲が少しだけ晴れた気がした。
そんなこんなで、表面的には楽しく談笑した病院を後にして、一人暮らしのアパートにもどるとなんだか、やたら股間に神経が集中してた。日ごろからエロ専用のHDにせっせと動画を貯めているのだが、その中にいわゆるアブノーマルな動画、例えばスカトロ、妊婦、シーメール、熟女、ブスモノだとかが少々含まれている。ダウンロードしたときには、「世の中には変な世界があるものだ、一応取っておくか」程度でそれで抜くことはなかったけど、その時はそうゆうのが見たくてしかたがなかった。そのとき初めて、妊婦とシーメールを交互に見ながら射精した。
次の日も、なんだか女の体が欲しくてたまらなくなってヘルスに行ったはいいけど、女の子の写真をみていたら、ふいに肉に埋まりたい感情がムクムク湧いてきて、ぽっちゃりおデブを初めて指名してみた。
姉貴の癌がわかってからというもの、普段のオカズだったそれなりにかわいい子が薄味に感じて、いまいちそそらない代わりに、ババアのクソ汚いセックスだとか、巨大で真っ黒乳首の妊婦で興奮してオナニーをしている。
人は死に直面すると、性欲が強くなるって聞くけど、自分にとってはこれがそれかよ。
よく分からんが、姉の死=自分の死と錯誤してしまうくらいにはお姉ちゃんのことが好きだということは分かった。 死ぬ前に告白でもすると良い。
変態需要ってこうゆうところにあるんだな
肉体的なものって、ダイナミック。頭で考えたものは、大体綺麗。