2010-09-13

言葉が出てこない」人への処方箋

人と話をしていても、流暢にはいかない。

今日大学教授と久々に会って話をしたんだけど、

なかなかうまく切り返せない。

別に機知に富んだ話をしようってのは、意識していない。

バカなんだろうか。

(そうは思わないから、この日記なのだけど。)

必死に返答しても、、

「お前は言葉の選択を間違えてる」

と言われて、辛い。

中途半端言葉を知っているのもダメってことダナ。

そこで、俺は考えた。

どうすれば言葉を間違えなくなるのか?

この疑問に答えるため、

まず、言葉は事象を切り取ったもの、ということを確認する。

つまり、言葉は関係の中にある。

このことは虹の色数が国によって異なることからも言える。

日本だと虹は七色っていって、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫を表す。

米英だと、これが六色。赤・橙・黄・緑・青・紫だ。青と紫の中間色である藍色が行方不明になる。

ただ行方不明と言っても、日本人がみている藍色を米英人が見えていないわけではない。

ただ藍色が青か紫色に偏って認識され、藍色という区別がなくなるのだ。

米英人に、Aiといっても、「青だろ!」って反応しか返ってこないだろう。

こういうと、いや和英に藍色はindigoとある、って挙げ足取りが現れそうだから、

先に答えておくと、その藍色は虹色の中にはない。

藍色とindigoは一対一の対応になっていないのだ。

言語間にはそうした対応はいくつもある。

とくに色は非常に抽象的なモノだから、この傾向が顕著。

だから、藍色といっても米英人には、認識(≠見る)できないのだ。

なぜ、こうした話をしたかと言うと、

言葉の選択がうまく出来ない人は、

おそらく言葉辞書意味ばかりを捉える傾向にあると思うからだ、

話すときに些細なことに気をとられ、

厳密に答えようとするあまり言葉が出てこなくなる、

挙句の果てには知識が中途半端だから、

「お前は言葉の選択を間違えている」

というツッコミをもらうのだろう。

要するに、言葉をもっと曖昧なものとして捉えましょうってことだ。

その処方箋は、言葉を関係性の中に学ぶにつきる。

ふつう国語辞典を読んで勉強するのではない。

まがりなりにも成人を迎える年齢になった人には、

すでに十分な知識を持っているからだ。

ここまで読んだ人は、もう私の言いたいことが分かるだろう。

言葉を関係性の中にまとめるのだ。

そのためには、自分のなかで、脳内マップを作るのだ。

これはマインドマップggrks)などとも呼ばれているが、

これが脳内整理に役立つ。

あとは、類義語辞典を使うのも良いと思う。

類義語辞典とは、言葉を関係性の中にまとめたものだ。

一般の国語辞典は、ただアイウエオ順にまとめられていて、

言葉一つ一つの関係性が不明瞭。読んでも知識がつくだけ。

国語辞典は実践的ではない。

言葉を整理したら、あとは実践あるのみ。

人と話す、話す!話す!!おりゃー!!!

上手に話せなくなった人は、いったん知識の吸収を止めて、

知識の整理をしよう!!

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん