2010-09-06

両親や兄弟から、脳天気性格だと思われている。

嫌な言葉右から左に受け流せて、いつでもニコニコ元気な奴。

事実高校生の頃まではそういう生き方をしていた。大学に入って、アルバイトだけども働いて、少し変わった。

人並にストレスと言うものを感じるようになった。愚痴るようにもなった。

だけど、一日立てば忘れられる馬鹿な奴。そういう自分を演じていた。多分。

母からは「あんたでもストレスを感じるの」と言われて腹が立った。

弟が鬱病になったら父が「お前は強い子だから大丈夫だな」と言われた。

そんなことないよ、安本丹な私でも傷付くことだってあるよ、と言いたいけど言えない。

転職活動が失敗の連続で、何にも手が付かなくなるほど落ち込んでいるけれど、家族の前では平静を保っている。

今日不採用の通知が来たが、母はまたかとだけいい、私は封筒の中から履歴書だけを抜き取った。

経験者優遇と謳い文句にあったから少しは自信があったのに、不採用という現実を突き付けられて、泣き喚きたくなる。

ネットを覗く。ゲームをする。楽しいことをして精神の平衡を保つ。

きっと、また落ちたのに遊ぶあの子は現実が見えてない、と思われている。

友人に会いたい。会って遊んで話して気力を取り戻したい。

そう思うけれど、友人らには私以外の友人が沢山いる。

私の愚痴息抜きに付き合うくらいなら、他の人と楽しくお洒落休日を過ごした方がずっと有益だろう。

それに友人らには友人らの大変な現実がある。自分の荷物を他人に押し付けてはいけない。そう思うと連絡を取る行為は憚られた。

普通の若い人みたいに、日々のことをメール電話で伝え合う習慣が私にもあれば、違ったのかもしれない。

最近、胃に痛みが走るようになったような気がする。

肉も菓子も受け付けるのならば、それは気のせいだ。

そこまで私は柔な造りにはなっていない。そう結論付けて、出来るだけ楽しいことを考えながら布団を被る。

お疲れ様、無能でお馬鹿な無職さん、今日も良い夢を。

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