2010-08-18

なんか漠然と思った

この国は波風を立てず何も考えずにいわれたことだけをやることが最大の評価点なんだなぁ。

生まれたときに100点を与えられ、そこから失敗しないでポイントを維持したまま死んでいくことにシノギを削ってるわけで、

そりゃ息を潜めるスキルの高い人のほうが得をするわなぁ。

失敗から学ぶよりも失敗をしないことのほうが価値がある世の中なんだなぁ。

ああ、そりゃ誰もなにもしないわ。

と思うに至った。

なんかそんな社会って、

能力が飛び切り高い人

能力が中くらいでまじめな人

能力も無く不真面目な人

のうち、真ん中は自殺するかやさぐれて不真面目になり、

上と下しか残らないんじゃないか。

なるほど、中間層が苦しんでるんだなぁ。とかふと思った。

一億総中流だった国民が否応無く分けられていく。

この苦しさってそういうことなのか。

どうしてこの国の自殺率が高いのかわかった気がする。

ポイントを維持することに疲れた人や、

ポイントが残り少ないと思い込んでしまった人が追い込まれてしまうんだな。


ポイントはみんなに100点振られてて、一度減ったら取り返せない。

減ったら他人のポイントを減らすことで相対的に回復するしかない。

だから堂々と歩いているだけでポイントが減らされていくから出来るだけコソコソ生きるしかない。

他人のポイントを減らすことを良しとしない人や足の引っ張り合いに耐えられない人は苦しいだろうなぁ。

まじめな人が多い国?だからより顕著になってしまうんだろうか。

いい意味で図太かったり馬鹿だったりする人が多ければそんなことないんだろうか。

そもそもポイント制を無視できるような心の余裕があればそんなことにならないんだろうか。

この苦しさから逃れるにはポイント制を超越するか、無視するしかないのかな。

そんな上を目指す生き方と、無視してある程度で満足して余生を過ごす生き方の選択を迫られると、既に周回遅れの俺はもう、

天気が良いと微笑み雨音を楽しみ花を愛で猫に和み自然の慈愛に感謝をして生きていくしかないんだな、と思った。

ま、それもいいか。

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