これは僕が描く妄想だ。僕が描く空想だ。僕が描く虚構だ。
事実かもしれないし、嘘かもしれない。
だから、好きなこと書いていいだろう?
といっても語ることがない。そうだな、今の僕と小学校の時の話でもしてみようか。
そう、どこにでもいるような大学生。
いや、そうではないかもしれない。そうだ、自分では普通だと思っているけど、クラスの隅の方でじっと周りの様子を伺っているような人間だ。
そう。だから、そんな人間だから書くこともろくにない。あれ?ろくってどんな時だっけ。
おまけに頭も悪い。ハハハ。
大学生のことは書くことも何も無いな。
さてさて、書くことないのなら小学校の時でも振り返ってみよう。
そうだな。僕が振り返えられる過去ってのはかなり少ない。経験はあったとしても、記憶がないんだ。そんぐらい記憶力が悪い。
明確に過去の記憶ってのを覚えているとしたら中学生以降。それ以外の記憶は結構あやふやだったりする。
あ、小学生の出来事で2つ覚えている。
誰にも話したことはないけど、この機会だ。書いて見ようではないか。
両方とも小学校高学年の時の話だ。まずは一つ目から話していこう。その一つ目ってのは、虐められた事だ。いや、今思うと虐めとは言えない。くだらない話だ。
ほんの何気ない一言で、虐めの対象は移る。それを学んだんだ。結局、2日ぐらいで学級会議的なものが開かれてすぐ、問題は解決した。
おそらく関係者や同じクラスの人に聞いても誰一人憶えていないことだろう。
それでも未だに覚えていることだし、あの時は本当に泣いた。
原因は僕らしい。正直僕には身に覚えが無いことであったけど。
あの時謝っていればいまでも仲良くやっていれたのだろうか?
わからない。今思うとあの時自分に非がなくても謝っておけばよかったと思うんだ。
小学校の時の記憶はそれぐらいかな。それ以外は特に覚えていないし特徴的なことはなかったな。
あ、そうだ、初恋だ。
いまなら付き合うとかそういうのがあったのだろうけど、あの時は何も行動をしなかったな。
きっと彼女も僕のことが好きだった思うんだ。
二人で彼女の家でモーニング娘。の曲を歌ったりしたな。ほんと良い思い出だ。
中学に上がって少ししたら彼女から電話がきた。手紙を書こうと。
僕から手紙を送ったけど返事はなかった。
あの時、返事をくれと電話をすればよかったのだろうか。
今考えても答えはでない。
それでも、たまに後悔するんだ。
あの時あぁ言えばよかったとか。言わなければよかったとか。もっと方法はあったのではないかとか、好きといえばよかったのではないかとか。
正直なところ、あれぐらいなんだ。本当に人を好きになったってのは。
それ以降に付き合った人はいた。だけど、その人とは友達みたいな感じだった。
おそらくさ、その小学校の時の出来事が尾を引いていると思うんだ。
人間不信になったんだろう。
この歳になって思うことがある。
もっと人を信じよう。もしかしたら裏切られるかもしれない。いじめられるかもしれない。
だからそれすら笑って、次がある!って言えるぐらい強くなろうと。
そして、もっとも人を愛そうと。
こんな僕に出来るのかなと。
わからないけどさ、やってみたいと思うんだ。
俺の前を歩いている人を見て、そう思ったんだ。