2010-07-28

絶望には足りない

先日、5年付き合った彼氏と別れた。ふられた。

「この先、結婚したりしていっしょに暮らしていくのとか考えられない」ってさー。だはー。

ちらほら結婚の話とかしてたんだけどなー。結局これかー。まあ、ほんとにそれだけが理由かわかんないけどさー。

いっしょにいたかったんだけどな。いっしょに生活したかった。人生をいっしょに歩みたかった。

あの人の子を産みたかった。年を取っていくあの人のとなりにいたかった。最期だって看取ってやる気満々だった。

人が変わる、ということは十二分にわかっていたよ。一度別れたことがあったしなぁ。

だから毎日を大切に、いっしょにいれることがどんなに幸せなことか、その都度思い出して過ごしていた。

あぐらをかかずに、その時その時、常にいい関係であろうと自分なりにがんばっていたと思う。

心から幸せを感じ、笑い合えたあの日々が嘘じゃないってわかってる。


でも、だめになってしまった。気がついたらとなりに彼はもういなかった。

「どうやったらずっといっしょにいれたのかなぁ」「何が正解だったのかなぁ」っていう果てのない問いが頭を駆け巡る。

一応、そんな過去を振り返ってるばかりじゃなくて、

「新しい出会いが待ってるかもしれない」とか「次にはどんな人を好きになるんだろう」っていう希望や期待の気持ちもなくはない。

でも、結局は

「この先、私はほんとうに他の誰かを好きになれるのだろうか」「あの人以上に好きになれるのだろうか」「なれたとして、その人が私のことを好きになってくれるのか」「さらにその人と一生いっしょにいれるのか」

と、底の知れない不安が付きまとって足下がおぼつく。

怖いなー。怖いよ。一体いつまでこんな想いを抱えて生きていかなくちゃいけないんだろう。


絶望はしてないさ。

ただ苦しくて、怖くて、ひとりの夜をおびえながら過ごしている。

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