伝えたい事も、伝わらない
伝わらない、が伝わらない
なぜ伝わらないかも、伝えられない、
なぜ伝えられないかを伝えられない、そのこと自体も説明できない
あなたと私との間にある全てが、言葉や仕草が伝えようとする事を歪めてしまう
この文章ですら真意どころか額面通りの意味ですら伝わらない
喜びも、悲しみも、楽しさも、怒りも
そして、それらが仮に伝わったとしても、何になるというのだろう
「ああ、そう。ふーん。で?」と処理されるだけである
行動として何かを、言動として何かを、返されたとする
それで、自分はどうなるというのだろう
たとえ相手が死を引き換えに何かをしたとして、何が起こり変わるというのだろう
なんでこんな世界に生まれてしまったんだろう
不完全だからこそ変わり、不完全だからこそ楽しむ事が出来る
未だ、腑に落ちない
完全な世界でいいじゃないか
何も変わらず、何も起こらず、なにも思わず
何もないという事は、この先においても何もなく、過去においても何もなかったという事で
他者が求める価値なんかどうでも良いし、そんな価値は持ってないし、非生産に対してなんとも思わない
誰かに立てた隷属的な誓いなんか無くなってしまったし、保証さえされないし、支えのないまま立てる強さはない
どちらも生きてなんかいるから考えるだけの話で
主体の出来事を客体から見て解決しようとすれば、生きてる事には意味はなくて
主体として修正不可能に思いこんでるから生きているわけで
擬似的に、仮想的に客体の視点で考えれば、死んでもいいわけで
完全な世界にいきたい