ふと想像した。
最高の芸術作品を作り終えたときの作者の気分とはいかなるものだろうか、と。
それを認めるのは自分だけでなく他人もそうであり、また時を越えて末永く評価されるような名作だ。
手を抜いてはもちろん完成しないだろうが、名作を作ろうと意気込み根をつめても必ずしもよくならないことは、素人の私でも想像ができる。そして「俺が作ってやる」といった自己意識もまた作品に影を落とすだろう。
そんなことを考えると、名作を作り上げたときの心境とは拍子抜けするほどにあっさりしたものなのではないだろうか。完全燃焼とか満足とか充足感とかからは遠く、どちらかというと変哲もない日常に近いところにある。
と、
考えたがしかし、執念で仕上げた名作とか若さと情熱と自意識の名作とかありそうだから、当てはまらない想像だったか。どうも私は円熟とか静かな存在感などをイメージしていたようだ。
http://anond.hatelabo.jp/20100520203159
手ごたえ、いい表現ですね。
http://anond.hatelabo.jp/20100520201901
「名作」の定義とかいろんな側面をとりあえず脇においておいて、単純化した思考をしてみたんですよね。
文章の流れと着想の順番は逆なのもちょっと無理やりぽいかもしれません。
最高の芸術作品に認定されるのは作った直後でなく、後々だから、「最高の芸術作品を作り終えたとき」ってのは存在しないだろうな。 作品制作直後に「これは後世に残る作品に違いな...
手ごたえのようなものはあると思う。