■やり場のない気持ち
死にたいと思い始めたのは中学生のときだった。
それから10年後、自殺しようとして失敗した。
気づいたら病院のベッドの上だった。両手両足を拘束されていた。
痛い、なんでこんなことをするんだ?と他人事のように考えた。
その年に、三度自殺しようとして、すべて失敗した。
自殺するのは意外に難しく、そしてはた迷惑なことだということを知った。
そこから更に10年たった。
いまだに死にたいという気持ちは消えないが、
ひとに迷惑をかけずに死ぬ方法などないと思うので、
どうにか生きている。
それでも、まだ、なにか良い死に方があるのではないのかと考える。
どうか、このまま明日がきませんように。
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