2010-04-11

どこまで親のスネを齧ってもよいものか

20代後半、男。

1人暮らし。

社会人になってずいぶん経つけれど、親がまだ

「車買ってやろうか」とか、「生活費足りなくないか?」

とか、そういう話をされる。

学生のうちは平気でかじれた。

学費の高い大学にいって、不自由ない仕送りを貰っていたけれども、流石に社会人になるとプライド邪魔してかじれない。

首相だって月に1500万貰ってたんだから、車くらい買ってもらったっていいかなっても思うんだけども、思いとどまる。

まあ、齧れるなら齧れるだけってのが日本経済のためなんだろうけど。

遊びをしらない親だから、死ぬまで貯めこむだろう。

いま齧らなくても、平均寿命まで生きられたら自分が定年の頃に相続でもらうわけだ。

なら若いうちに金銭的に優位なほうが、なにかと得だよね。

人生なにかチャレンジするにはお金がかかるし、お金があっても余命が短いとチャレンジなんかできないし。

っと理性でわかっていても、プライドってものがあってなかなか齧れない。

実家のほうの話を聞くと、親に車を買ってもらうとか、親に援助を受けて子育てだとか、家を建てるだとか、わりと普通らしい。

ゼクシィ首都圏版)の調査でも7割のカップルが親から援助を受けて結婚したとか書いてあったから、実家田舎だからってわけじゃなくて、二十歳過ぎても親に経済的に頼るのが当たり前、とは言わないまでもそこそこに一般的なのだろうか?

偏見かもしれないけど、

(親が)子女にどこまでお金をかけるか=(子女が)どれだけ親の老後の面倒をみるか

っていうことなんだと思ってる。

儒教の影響の強い中韓とかだと、親は教育熱心、子供は親を大事に、それが科挙制度の頃からずっと、っていうイメージ

自分の老後は自分でっていう欧米は、学費も生活費も自費で大学進学とかもフツーっていうイメージ

じゃあ今の日本はなんなんだろう。

親の世代の大半は息子娘に頼らなくても自分貯金年金で暮らせそうだ。

幸いに自分みたいに経済的に親に頼らなくても済む人間は、自分が老人になるころに親から資産を譲り受けて、同じように息子娘が老人になったころに息子娘たちに資産うつる

自分みたいな人間の割合はわからないけど、ニッポンの個人資産が1400兆とかあっても、市場にまわらないじゃん。

親のスネを齧らないと生きていけない層を通じてしか、個人資産市場に回らない。

一人前の労働力を有する成人のけっこうな割合が経済的に親に頼らないと車も買えず、結婚子育ても出来ずってのはちょっと変なんじゃないかと。

「車なんて贅沢!」っていうかもしれないけど、地方じゃ唯一代替不可な移動手段だし労働者が移動手段も自力で持てないってきついと思う。

うまくまとめられないんだけど、やっぱり年功序列はおかしいと思うの。

  • ネタっぽい。 親が資産持ってるなら、既に贈与税の控除枠使い切ってるはず。 老後の蓄えギリギリ程度なら、かじるのもほどほどにな。

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