連日愛子さまの不登校についてニュースやワイドショーや2chその他いろいろなメディアが取り上げている。
取り上げ方も皇室の閉鎖性を問うものから学習院への批判、件の暴力児童を何故放置しておくのか?など様々だ。
私はそれらの議論にはまったく興味がないのだけれども、今回の事件で1つ強く感じたことがある。
私は皇室関係にそれほど詳しいわけではないがそんな私でも皇室関係について知っていることがある。
ということだ。これは日本国憲法に記載されていることである。
これは、実はとんでもなくすごいことなんじゃないだろうか?
冒頭で書いたようにすぐさまこのことは連日メディアでとりあげるようになり、それは今も続いている。
そして多くの国民はこう思ったのではないだろうか?
そりゃあ「いじめ」とは無縁だと思われていた皇族や学習院に「いじめ」があったとわかったら、当然自分の息子や娘もいじめを受けている(あるいは加担している)のではないか?と思うだろう。
文部科学省にしても学習院のようなところですら「いじめ」が起こるのだから公立私立を問わず全国の学校で日常的に「いじめ」が発生していると考えるだろう。
つまり、この件で「いじめ」の認知度が一気に上がったのではないかと思う。
そして今現在進行形で「いじめ」を受けている人たちも勇気付けられたはずだ。
何せ日本国の象徴がいじめられているのだから、少なくともいじめられているのは自分だけではないと思うだろう。
この事実を公表した東宮大夫に対しては「愛子さまの気持ちを考えてない」とかいろいろ批判もあるようだが、東宮大夫がそんなことを考えていないはずがない。
それよりもすでに「いじめ」が深刻な事態になっており国民の一致した認識の下に対処しなければならない問題だと考えたから公表したのだろう。