2010-03-08

ディストピア ユートピア

そういう作品に出てくる主人公は、管理社会とかそれを統べるオーバーロード的な存在を倒し、

自由とか自分達で選択する権利みたいなのを掴み取ろうとしたりするけど、

それに何となく共感できない。

状況や設定にもよるけど、住民達が結構幸せそうに暮らしてる社会を打破して、

混乱を呼び寄せてどうするんじゃいっていつも思う。

主人公側は大体こんな事を言う。

自分の頭で考えろ」

正否や禍福を問わず、自分で考えて、自分を信じて行動した結果に得られるものが大事なんだと。

そういう自分の頭で考えられる社会が素晴らしいものだと。

一方的に思考や言動が管理される社会は悪だと。

本当にそうか? なんか違うんじゃないか?

対してオーバーロード的な連中はこんな事を言う。

大衆馬鹿だから管理しなきゃならない」

こっちの方が納得できる訳ですよ。

いや、そこに極端に酷い政治洗脳が行われてるのなら革命しようぜって気持ちも分かるけど、

結構まともに住民達が暮らしていけるなら別にいいんじゃないのかなぁと。

仮に自分の頭で考える事なんかが全く無くったって、それに何の不都合があるのか?

社会依存しすぎると、その社会が消滅した時に、何にも出来なくなるから・・・みたいな感じなんだろうか?

わかんねー。

と、そんな浅くてゆるーい事を某SF小説を読みながら考えてた。ちなみに「幼年期の終わり」じゃないよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん