2010-03-05

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2010年3月4日

 日本を5分割して順番に年2回5連休を取る計画を立て、政府が各界の意見を聞いた。行楽地が混雑せず経済効果も上がるというのである

秋に「国民祝日法改正案」が提出される所まで話は進んでいる。今春を例にあげると、北陸の5連休は5月15日土曜から19日まで。次いで関東東北北海道連休が始まる。花見の遅い地域は5月末がちょうどいいと言うわけだ

いらぬお節介である。そんな行楽カレンダーが可能と思っているのだろうか。長い歴史に育てられた祭事や農林水産業と密接にからん春秋休日である。お上(かみ)が民に指示する性質のものではなかろう

息子娘が連休帰省したら、ふるさとの親は仕事で大忙しだったということが起きる。企業支店工場間で休日が異なることになる。不透明内需拡大雇用創出を錦の御旗に、伝統や習慣を犠牲にするのは本末転倒。ひょっとして「道州制」の試運転

昔から暦の支配は国家権力行使の一つだった。が、平成の世では権力の乱用もここに極まるといった感がする。そのうち、盆も正月地域ごとに別々にやれと命令が来ないか心配になる。

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