最近ネット上で「昔の女性は品があってやさしくて、男を立ててくれたというのにおまえらときたら……」と言っている男性(?)をよく見かける。
ダメダメな現代女性の典型例である私は「サーセンww」とは思うものの、彼らの望む大和撫子になろうとは思えない。
昔の女の人は男に従わなければ生きていけなかったし、「女は男に従い、おしとやかにふるまうもの」と教え込まれてきた。
だからずっと猫をかぶっていたというだけのことであって、基本的に女の本質なんて今も昔も変わってないと思うのね。
かつていた素晴らしい大和撫子たちも、もし現代風の教育を受けていたなら、その大半は残念な女になっていたこと間違いなし。
しかし、古い映画や小説の中に出てくるような、いかにも上品な女性を見かけたときなどは、
さすがの私もガサツでだらしないわが身を省みて「なんてみっともないんだろう……」と思うことはある。
自分を抑圧し、臭いものには蓋をして生きるのはもちろん窮屈だけれども、
本能のままに醜い自分をご開帳して平然としてるのもそれはそれでどうなんだ?
そう思うと、
「男尊女卑だの、人権を踏みにじってるだのと、散々に言われてるかつての教育にも、いいところはあったのかもしれないなあ」
なんてことをぼんやり思うのでした。
とはいえ、散らかり放題の部屋で夜食を食べながらネットしてマンガ読んで、
女の人が猫をかぶらなくてもとりあえず生きていける、今の時代がやっぱり楽でいいよなあ、と思ってしまう。
古い映画や小説の中に出てくるいかにも上品な女性を見かけたときなんかに、 って、現実と物語の区別くらい付けろよ。
実は教育や環境は間接因で、教育や環境の変化により身体が変わったことがより直接の原因。
「男尊女卑だの、人権を踏みにじってるだのと、散々に言われてるかつての教育にも、いいところはあったのかもしれないなあ」 確かに功罪があるだろうね。 男尊女卑の時代って、女...