友達がニヤニヤ顔で「エヌくんって増田ちゃんのこと好きらしいよ」って言ってた。
エヌくんは一つ年下の後輩で、薄々、エヌくんの好意には感づいてた。
それまで、サークルの幽霊部員だった私だけど、エヌくんと知りあってから、
エヌくんにいろいろ誘われるようになって、幽霊じゃなくなったです。
それにいつも私の横にいて話しかけてくるしね! メールもけっこう、くるかな。
でも、気づかないフリしてた。エヌくんのことが嫌いなんじゃなくて、自分が嫌いだったから。
「こんな私を好きになるはずない」「憐れんでるだけ」「みんなに優しいだけ」
でも、やっぱり、そーだったんだ! 私のこと、好きだったんだ!! そーなのか!!!
それ以来、ちょっとでも気が緩むと、エヌくんのことを考えるようになった。
「そーか、私のこと好きなのか、あいつ」って何度も反芻し、噛み締めながらニヤニヤした。
そしたら不思議なことに、エヌくんのことを考える度に、条件反射的に胸が高鳴るような気がしてきた。
最初はエヌくんとの会話を妄想した。エヌくんは何度も私に告った。次第に妄想は過激になっていった。
夜になったら「エヌくん、今ごろ私のこと考えながら・・・」って妄想し、下半身をイジイジした。
今じゃエヌくんとは妄想じゃなく、普通に付き合ってます。・・・って書きたいけどそうなっていない。
エヌくん、告白してくれないし、私も勇気がなくてできない。二人で会いたいけど、いつもサークルの他の奴がいる。
エヌくんから漫画を何冊か借りてる。今はそれを下半身に押し付けて、毎日イジイジしています。
あとこれはパクッたんだけど、エヌくんの自転車のサドル。なめたり、ニオイかいだり、押し付けたりしてみた。
私のこと好きなら、早く告白してほしい。違うんなら、もうひきこもるしかない。