2010-01-19

大人になるというのは、我慢ができなくなるということ

子供わがままだなんて嘘だ。子供自分に正直なだけさ。

年をとると、我慢が出来ないんだ。大人になると、我慢ができなくなるんだ。

ママ、あれ買って!」と駄々をこねるのは、わがままだからじゃない。

「もう、しょうがないわねえ」と言ってしまう大人こそが、子供に言うことをきかせる努力を、我慢できなくなっているんだ。

大人になると我慢ができなくなる。そうなんだ。

なんとかしちゃうんだ。ごまかしてしまうんだ。それが正しい方法で無いとわかっていても。

正しい方法は、めんどうくさい。大人はそれに耐えられない。

めんどうくさいだけじゃない。体だっていうことをきいてくれない。

階段を使った方がいいと分かっていても、エレベーターを使ってしまう。

コンビニに行くのにも、自動車を使ってしまう。それが大人だよ。

大人はみんなそうさ。君のおとうさんもそうだろうし、僕のおとうさんもそうだ。

えらい学者さんも、えらそうな先生も、みんなそうさ。

もらっちゃいけないお金だってもらっちゃうし、信じちゃいけないことだって信じたふりをするさ。

どうでもいいことにたくさんの時間を使っちゃうし、目新しいものには喰いつくし、自分の仲間以外にはつらく当たる。

そんなことしない方がいいと分かってはいるさ。大人だからね。

でも、やっちゃうんだよ。大人だもの。

僕? 自慢じゃないが、僕だって立派な大人だよ。

我慢できずに会社ウンコ漏らして、駆け込んだトイレの個室で涙が流れるのを我慢できずに、それでもいいネタができたと増田に書きこむのを我慢できない。それぐらいに大人だよ!

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