2010-01-08

下町洋食屋さん

会社の近くに、いわゆる下町洋食屋さんがある。

60歳前後夫婦二人で切り盛りする、カウンター7〜8席ばかりの小さなお店だ

スターはちょっと見頑固そうなおっちゃんだがさにあらず、話が好きな人の良いおじさんだ。

おばさんも世話好きなお母さん、という感じ。

常連さんが次々に訪れ、食事と会話を楽しんでいく、そんなアットホームな下町洋食屋

と、自分でここまで書いてみても非常に憧れる良い店に感じるんだが、問題が一つある。

料理がしょぼい。

まず盛りつけが微妙。付け合わせの野菜が不味そう。事実不味い。要するに汚らしい。

味付けがはっきりしない。良く言えばソースの味に頼らない、素材本来の味を生かした云々とかいうことに

なるんだろうけど。

この店は揚げ物が売りなのでそちらはまだよい。

今日食べた牛肉の炒め物は、肉はぼろぼろ、一緒に炒めた玉ねぎにはなんか焦げ付き成分が付着して食べる

気をそぐ。

出されたとき、失敗作かと思った。でも自信満々で出すんだよな。確かに牛肉うまみは感じた。しかし

全体的にぱさぱさで、残してしまおうか本気で悩んだ。

おばちゃん「こればかり頼むお客さんもいるんですよ」

ま じ か。

この店の常連は、アットホームな雰囲気があれば料理の味などどうでも良いのか。

……いや確かに俺の舌が超絶狂っている可能性も十分にあるだろう。

でも料理歴長いおっちゃんだったら、もう少し全体的な完成度をもう少し高められると思うんだ。

外食をするという体験を、もっと充実したものに出来るはずなんだよ。

…おばちゃん。他のお客からオーダーの入ったコーヒーを、コーヒーメーカーで作り始める。

ガラスサーバーの底に1センチほど前回作ったコーヒーを残したまま作り始めてしまったよ。

  

まあ行かなきゃ済む話だよな。気に入らなきゃ。

食べログ口コミはみな褒めている。

みんな甘やかしすぎだ。

  

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