2010-01-07

猫の供血についてのジレンマ

mixiのとある猫に関するコミュニティに参加している。

自分も猫を飼っているので、色々と情報交換をしたりする場は見ているだけでも楽しい

そんなコミュニティの中で、時折目にするとある内容に関して自分の中でジレンマがあって混乱しているのでここに書いてみようと思う。

とある内容とは、供血の募集についてだ。

怪我や病気で飼猫に輸血が必要になったが血が足りない、近くに住んでいる人(猫)に協力願いたいと言うのがざっくりとした内容。

その呼びかけに対し、毎回多くの人が名乗りを上げる。

うちの猫なら条件を満たしている、すぐにでも連れて行って協力をしたい、そんな提案ばかりだ。

結果それで実際に供血をした例も何件か目にした。

一見すれば、美談なのかもしれない。

けれど自分は、それに違和感を覚えてしまうのだ。

これが人間世界ならば、何の問題も無いと思う。

自分の意志で供血をし、人の助けになるならば、それはそこで全て完結する問題だからだ。

けれど猫のケースになると話は少し違ってくるのでは無いか。

猫が己の意志で「供血するよ!まかせてよ!」と言うならばまだしも、現実的にはそんな事はあり得ない。

飼い主の一存でその猫の血を抜き、提供することになる。

キャリーに乗せて運べば多少のストレスは感じる猫もいるだろうし、針を指せばやっぱり痛い。病院自体に恐怖を覚える猫もいるかもしれない。

それに人間でも献血を行って貧血気味になったり、具合が悪くなったりする事があると聞いたことがある。

【血を抜く】と言う行為自体は人間でも猫でも基本的には同じだろうから、猫にだってそう言った症状が出るかもしれない。

そういうことをぐるぐるぐるぐる考えると、混乱してしまうのだ。

苦しんでいる猫がいて、それを見捨てるのは心苦しい。

血があれば助かるのなら、健康な猫から協力させるのも理にかなっている。

でも、そこに本猫の意志が皆無なのが納得出きないのだ。

飼猫なのだから、一切の責任は飼い主にあって、だからたとえ猫が不満に思ってもそれはしょうがない事なんだろうか。

自分は猫が好きだ。

だから自分の飼っている猫が苦しんでいたら助けたいと思う。それは間違い無い。

供血の話が出れば、やはり苦しんでいる猫を思って心が苦しくなる。

なのに、同時に前述のような事を考えている自分もいる。

自分はおかしいのだろうか。

  • >本猫の意志が皆無なのが納得出きないのだ。 じゃぁあなたの猫は、本当に自分の意思であなたに飼われているの? そもそも猫が人間に飼われることで生じるストレスは無視なの? 自...

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