千夜語ると人が変わる。
愛する人に裏切られ、酷く女性不信になった王様は、女に二度と裏切られないように毎晩処女と寝ては、次の日に殺した。
見かねた王の姉娘シャハラザードは国中の若い娘を助ける為に王に寄り添い、萬話を語って聞かせては「続きはまた明日」とはぐらかす。
それが千夜続き、そして千と一夜目にして傲慢な王様の話を語ってみせた。
シャハラザードが「この話が最後になります。ですが続きはまた明日。それは王様、アナタ次第です。」と言うと、
王は殺すのを止めたという。
ワタシがネットに文章を落とし始めてから3年が経過しようとしているが、この話を前にすれば足下にも及ばない。
千夜一夜には全く足りていないのだろう。
だが時間が無い。残す所10日。実質は5日間。
最後のはじまり。はじまりの最後に、もう1度だけ。
〜T/H