今、風呂を入れる間に書いてみよう。大学生/男 の長ったらしい自分語りですよ と。
でも割とメジャーなそれでなくて、なんというか男女の境界線上に自分がいて、それは「男4割、女6割」の範囲を含んでいる。そのような微妙なもの。
さかのぼれば幼稚園児の昔から、性別の区分けになんとなく違和感を持ち続けてきた。というか、その区分けの中にうまく居座れない自分を感じてきた。
アスペルガー症候群でもあるのかもしれない。
近しい人から指摘された特徴(人の気持ちがわからない、空気が読めない、熱中しすぎる、コミュニケーションストレスによるの吃音など)は、症状によく合致する。
そんな感じで、クラスメートに糾弾されたりしながらも本人のん気に暮らしていたのだが、
もれなくやってくるあの、「二次性徴」に怯えるあたりから性別的違和感は増大してくる。
あれは中三あたりか、ふと気がつくと、すねの体毛が何となく濃い。よく見てみれば全身もなんとなく。陰毛が生えた。
もう気持ち悪くて仕方ない。このまま行くと父さんみたいな、男みたいになってしまうと感じた。
ちいさいころから自分は、将来男にはなるまいと何故か思い込んでいたしていたのに。
毛が生えては剃る、をヒステリックに繰り返すが、「剃る程濃くなる」旨の情報を耳にし、青ざめる。どうしようもないので放っておく事にした。
骨張ってきたり、声が変わる。そうした肉体の変化が嫌で仕方なかったので、毎日嫌だ嫌だ嫌だと強く念じ続けた。
そうしたら、他の男子たちよりは性徴は遅れたのかな。
頑張って念じてたけど結局高校あたりで完全に男になってしまった。
よりによって180cmも背丈がある。外見はやせ型で細面、顔面は(男として)普通じゃないか、という感じに成り果てた。
もう手遅れだったので、諦めて、気にせずに、男の肉体で恋愛でも満喫しようじゃないかと言いきかせた。
それから数年たって、割と鬱っぽくなり、その原因や、異常に天邪鬼な性格の元はなんなんだろうと自分の行動・思考を鑑みて、自己分析をして行き着いたのが、上述の「性同一性障害」という答えだった。(色々な精神、肉体の障害や病気など調べたけど、これが一番ストンと来た)
なんだーおれは自分の体が嫌いで仕方なかったのかー、と気がついた。
試しに口紅を塗ってみたら、ちょっと似合っていてドキドキしたけど、どうも行き過ぎていて直視できなかった、スカートで外出もしたけれどそれはそれで違和感。
まるっきり女でありたい訳でもないようだ。
彼女に「力の加減ができてない」と怒られるのも、脳内で認識する肉体イメージと現実とのギャップ故だな多分。とか。とかとか。
しかし、二次性徴の不可逆な変化にとっくに負けてしまっていて、もう何も取り戻せずこのまま愚痴愚痴思いながらおじさんになっていくのか。溜息だ。
二次性徴以来毎日本当ずっとストレスだった。この違和感にもいいかげん疲れたので。
ので、耐えきれず彼女に話してみた。おととい。(彼女ってのは高校の時から同じ人)
そうしたら、案外あっけなく笑って抱きしめてくれた。
正直話しているときは生きた心地がしなかったが。
更に、「今からでもどうにかできないの?」と。
明確に女になりたいならまだわかりやすいが、ほぼ中性に位置するだろう自分の場合、どうすればいいのかわからん。
女性ホルモンを摂取できないかと考えていた事はある、と伝えたら、「ちょっとだけそれをすればいいんでない?」と。
会話文は超簡略化しているが、なんだかとても背中を押された。ひとりの人として愛していると言ってくれた。
それも有りなのか。有りなのか…
リスク等色々あるのだけれどね…まあ少し雰囲気だけでも変われたらいいかも。
だったら病院で処方してもらいたい。でないと怖いし。
…けど、(性同一性障害の)程度が半端すぎて肉体的な治療ステップには移れないだろうな。
ニッチって一番どうしようもなくて、損だなぁ。
根が深い悩みに直面。そんな最近。はじめてここまで言葉にしました。
自分語りによる匿名ダイアリ汚し申し訳ありませんでした。もうしません。
つか風呂忘れてたよ
ここに書いたことは、大きなテーマではあるけれど、それを人生の目標、生きがいにはしたくないなと思った。
つまり自分の全てをそれ色に染める必要は別にないよね?って言いたいのです。
そういうの関係なく、自分の目で捉えたい景色が沢山あるし、色んな物をつくり、沢山の人と話したいよ。
と、こんな風に自己解決風になって、数日後落ち込んでいるのがいつものパターンなのですが。
というか翌朝この文章見て恥ずかしさでどうにかなりそうだったけれど。
まあ 自分深刻すぎwwwうけるwww とか茶化しても始まらないし、ね。
性同一性障害もアスペルガー症候群も、分類名。どうもマジョリティが判別し易いようにラベルを貼っつけている印象が拭えない。
↑の当事者が、自分が落ち着けるカテゴリーを見つけてほっとする気持ちはわかるけれど、
結局、本当に仲良しな友人や家族との関係では、そんな分類名は必要がないんだ。意識する必要もない。
あんまり念仏みたいに唱えて、自己暗示をしないようにしよう。
(しかし、社会の中で自分らしく生きるには、周囲に最低限認知してもらう為に、分類名を使うしかないってのも理解できる。つらいな。)
能町みね子さんの本読んだ? 中性、という選択肢もありだと思うのだよ セクシャリティの世界は深い、男・女と区切って考えることはないと思うんだな >自分語りによる匿名ダイアリ...
能町みね子さんは最近知って、今度本を買ってみるつもり。 ブログを読む限り、落ちついていて、言葉選びも結構好きな人です。 やはり自分の問題となると、安定を求めて短絡的にう...
溢れてる溢れてる!
わりとよくある話なんじゃないの。能町みね子さんって人は知らなかったけど、 増田にもこんなの http://anond.hatelabo.jp/20091017110009 いた。 好きに生きればいいと思う。ほんと。 人を傷つけ...
約一年前、 http://anond.hatelabo.jp/20091208011736 を書いた増田。 あれから随分考えて調べた。 その上で、何となく全体像が見えて、一年前の文章がそぐわなくなったので、ひとつの区切りとし...