現代のコンピュータにとってネットワークの利用が大前提になったように、人間の「能力」が演算装置や外部記憶の利用を抜きに語れなくなったという点については同意してもらえると思う。
そういう時代状況の下で、スタンドアローン(Stand Alone)という制約を課した状況での能力測定に、「縛りプレイ」的なお遊びとして以上の意義は本当にあるんだろうか。
今、俺は統合開発環境を使って中規模ソフトウェアの開発の仕事をやってるんだが、もうオフライン環境のPC98で、テキストエディタとにらめっこしてコードを書いてた時代には戻れないと感じている。
そもそも、グーグル先生が0.5秒でAPIマニュアルやベストプラクティスを提示してくれる時代に、APIの暗号みたいな引数の順番を暗記する必要性はどこにもない。また、統合開発環境が提供する静的解析や単体テストなどの支援機能をフル活用することで、つまらないバグを作りこむことは本当に減ったし、見通しの良いプログラムを書きやすくなった。実際、俺のプログラミング「能力」は、スタンドアロンでやってた頃と比べて確実に向上していると思う。
コンピュータによる支援が当たり前となった現代、我々が本当に競うべきフィールドは、「コンピュータにできない、人間にしかできないこと」が求められる領域へと確実にシフトしている。そんな時代に、いまさら暗算力や暗記力なんか競ってどうすんの? というのはかなり真面目に思う。
「何で計算とかできないといけないんだ! 計算機で答え出るし!」とか知人の息子(成績下の下)が言うので 「いいかお前、テストの結果が人生の全てじゃないつってもだな。あんま...
そうじゃない場合は就職時における学歴の重要性とか派遣の悲惨さとかの現実を説明してやればいいんじゃないかな?別に勉強したくないならしなくてもいいけど、一生地べた這いずり...
それはそれとして、「テストでは電卓叩いたりググったりしちゃいけない」というルールが、ますます不合理になりつつあるとは思うなぁ。
えっ、なんで? 外部のツールによる支援なしに、独力で問題を解決できる能力を見ることは今でも十分に合理的じゃないかなあ? まあ、そうした外部のツールをどれだけ使いこなせる...
現代のコンピュータにとってネットワークの利用が大前提になったように、人間の「能力」が演算装置や外部記憶の利用を抜きに語れなくなったという点については同意してもらえると...
それなら入試で電卓が使えるように圧力かけてくれよ。 入試で電卓が使えない以上、計算力に磨きをかけるほかない。
現実の入試で電卓が使えない以上、「計算機使えばいいじゃん!」という子供に対する一番正しい答えは、「この国は暗算ゲームで一等賞を取るとご飯の心配をしなくて済むっていうル...
計算ってのは頭脳を鍛えるツールになる(例:百ます計算) 次からは「頭の筋トレ」とおしえてあげてね。
いやあ、プログラマだからこそ、コンピュータのサポートの限界くらい知るべきだ。計算力も、普段から勉強しておき様々な知識を記憶しておく重要性もね。 俺らは常にバカで、コン...
逆に言えば、暗算や暗記や反復練習は、そういう相場観を鍛えるためにやってこそ意味があるわけで、現状のように足切りのための能力試験に使うのは全く不合理だと思うなぁ。