2009-11-11

http://anond.hatelabo.jp/20091111100055

物価が上がっても賃金に反映されるとは限らない。アメリカでは企業利益を再配分する

組合メカニズムが働くけど、日本では働かない。

これほんと?アメリカでも労組はかなり弱体化していると聞くけど。

引用

アメリカ労働組合が、その勢力も、威信も、市民意識のなかでも、どれほど衰退してしまったのか、これはどんなに語っても大げさすぎることはないだろう。(中略)組合に入っているのは、アメリカ労働者の12.1%に過ぎず、民間部門では7.5%と、1901年以来、最低の加入率となった。(出典)スティーブン・グリーンハウス曽田和子訳(2008=2009)『大搾取文藝春秋、p.312

失業不安を抱えた国民は散在よりむしろ貯蓄する。インフレ期待で消費というのは将来ずっと金に困らない人の発想。

アメリカにも失業不安を抱えた人や金に困っている人は大勢いそうなんだけど、アメリカ人はもともと貯蓄性向が低くて、将来のことなんか気にせずにお金バンバンつかうのに対して、日本人は心配性なのでたとえインフレになりそうな気配でも貯蓄してしまうということなんだろうか。だとすれば、プラザ合意からバブル崩壊までの日本人はたまたま発狂していただけの話で、これからの日本内需はただただ縮小していくのみなんだろうか…

記事への反応 -
  • 経済学にはとんと疎い素人だけど、最近はてな界隈で盛り上がっているリフレ論争はなかなか面白い。 難しいところはぜんぜん判らないし、いくつか論点があるような気がするけど、要...

    • >みんなに将来的にインフレになると予想させればお金が廻るようになる 第一にここが不確定。 失業不安を抱えた国民は散在よりむしろ貯蓄する。インフレ期待で消費というのは将来...

      • >物価が上がっても賃金に反映されるとは限らない。アメリカでは企業の利益を再配分する >組合メカニズムが働くけど、日本では働かない。 これほんと?アメリカでも労組はかなり...

        • そう、だからこそクルーグマンは労働運動の活性化を主張してるんだよ。

        • 労組が弱体化すると従来の経済政策は効かないのかもしれないな。 スティグリッツによると、アメリカでもインフレ時に世帯所得の中央値は減少したらしい。 つまり金をジャブジャブに...

          • リフレ派が根拠とするフィリップス曲線にはもともと労使交渉が織り込まれているからね。 http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~morisaki/002economics/econ17.htm 労使交渉がなくなったらうまくいかないのは...

          • 労使交渉によってもフィリップス曲線(インフレと失業率のトレードオフ関係)が説明できるだけで、労使交渉だけがフィリップス曲線を成り立たせているわけではない。 労使交渉がな...

      • 日本経済って世界的に見て舵取り難しいの?

      • >失業不安を抱えた国民は散在よりむしろ貯蓄する。インフレ期待で消費というのは将来ずっと金に困らない人の発想。 インフレ期待が高まって失業不安が増えるわけではないので、...

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