生物学的な性と性自認、それに性的指向の組み合わせを考えると、性同一性障害のうちのさらに少数派の存在が見えてくる。
いろいろと議論はあるだろうけど、ここでは簡単のためにそれぞれの値域を次のように決めておく。
性的指向に関しては同性愛、異性愛とおくと混乱しやすいので、便宜上このように書くことにする。
そうすると、それぞれの組み合わせは2×2×3=12通りとなる。が、両性愛を含めると組み合わせがやや多くなるのでここでは触れないことにする。
ここで、最も多い「普通」の組み合わせは次のようになる。
次に、よく見かける同性愛の議論の組み合わせ。(下の二つとどちらが多いのかは数字を見つけられませんでした)
そして、性同一性障害を持つ方の多数派の組み合わせ。
最後に、かなりの少数派だと思われる組み合わせ。
この場合は外見には異性愛なので、性同一性障害の症状が軽い場合は何の問題もないように見られそう。けれど、やっぱり人との関係において違和感を感じるところがあるんじゃないか、身体的同性は似た体を持ちながら異質の存在として映るんじゃないか。