最近の私は毎朝のように泣きながら目が覚める。
見る夢はいつも同じで、高校時代の夢。
大学に入ってからめっきり友達が減って、大学と下宿の往復の毎日。
1年生の時にはまだクラスらしきものがあって、週何回かは同じ人と顔を合わせたけれど、2年生になってからはそれもなくなった。
私は決して人見知りする方でもないし、少なくとも高校時代までは友達は多い方だと思っていた。
高校の時は仲の良い男の子に告白する勇気もなかったけれど、大学に入れば彼氏くらいできると思っていた。
けれど実際には何もなかった。
彼氏どころか友達すら。
もうすぐ高校の同窓会がある。
きっとそれもあるのだろう。
毎日のように高校時代の夢を見る。
懐かしい友だちたちがたくさんいる。
恥ずかしいことに、仲の良かった男の子が告白してくれて、家によんでくれる夢は何回見たか分からない。
私は嬉しさで涙を流していたはずだったのに、起きるとその涙は惨めな現実に対する悔し涙だったことに気がつく。
知り合いとは言えないような男の子が、私の体を求めていて、私は抵抗しながらも本気ではなく、心のどこかで喜んでいる。
名前も知らない同級生に抱かれ、入れられて喜んでいたら、中に出されて大変なことをしてしまったと我に返り、パニックに陥っているところで目が覚める。
そんなことにすらもう今では慣れてしまった。
私は惨めな女なのだろうか。
サークルには入っていないし、友だちもいないのだから普通ではないのかもしれないが。
けれど毎晩のようにこんな夢を見る人はそんなに多くはないのではないだろうか。
夢の中ではたくさんキスをした。
エッチもした。
告白もプロポーズもされた。
二人で朝起きる夢も見た。
けれど朝起きるといつもの部屋にいつも一人。
隣には誰もいない。
こんな生活がいつまで続くのだろうか。
いま何年生かわからないけれど、2年の後期ぐらいなら入れるサークルたくさんあるよ。 そうじゃなくても、学外で探してみればいろいろみつかるんじゃないでしょうか。