アニメや音楽などのコンテンツが、動画共有サイトやP2Pで違法コピーのかたちで流通している現象を否定的にみている人たちと、肯定的にみている人たちがいる。
否定的にみている人たちは、違法コピーによって、本来正規版を購入してくれていた人がお金を落としてくれなくなる、といって否定する。
肯定的にみている人たちは、違法コピーによって知名度が上がるから、本来正規版を購入していなかったであろう人たちがお金を落としてくれるようになる、といって肯定する。
肯定的な意見も理屈ではわかるんだけれど、確たる証拠はないし、実際には違法コピーだけを消費してお金を落とさない人もいるだろう。けれど、お金を落とさない人たちは、損をしていると思う。そういう人たちは、作品を愛していない。愛してもいない作品を見ることに貴重な時間を浪費している。そのことに気付けば、お金を落とさないユーザーはいなくなるはずなんだ。みんな、自分の時間を有意義に使おうとするならば、愛している作品しかみなくなる。そして、愛している作品にはお金を落としたくなる。
お金を落とさないユーザーは、金銭的には損をしないが、無駄に時間を浪費しているという点では損をしている。
クリエイター側にとって問題なのは、いままで作品を愛しているわけではないけどお金を落としてくれていたユーザーが減少することだ。だが、そんなユーザーは、継続的にはお金を落としてはくれない、不安定株のような存在だ。誤差の範囲内とみなして見切ってもいいのではないか。
あと、愛してはいるが貧乏な人は、お金を落とさずに作品を見るかもしれない。けれど、貧乏な人はそもそもお金をどうやっても落とすことができない、市場とは関係のない人なので、考慮には値しない。しかし、MADをつくるなどして布教活動をしてくれるという点では、この層も重要といえるかもしれない。
違法コピーでマニアが損をする、というのは概ね同意するけど、 「愛」なんて陳腐な言葉を使っちゃいけないと思う。 そんなんで釣れるピュアなヲタ、今時いない。 あと、最後の ...
布教活動を盾に肯定してる連中はそのうち「布教の結果売れなかったらそれはその作品がその程度だったんだ」って言い張るよ。 ニコ動はそういう思考回路の連中が多い。