廃墟マニアとかという人種がいるというのは聞いたことあるけど、
ロクでもない人の趣味だと嫌っていた。
初めて訪れたとき、そこにそんな場所があるなんて思ってもみなかったから、駐車場から目に飛び込んだ風景に、心臓が止まるかと思った。
忘れられた時間
すぐそばにあるはずの人の気配からも切り離されたような静寂
緑と、光が人の手が作った物に、こんなに綺麗に降り注ぐのをはじめてみた
廃墟といったら、人から捨て去られて、思いやりのない人間に踏みにじられ、壊され、
そんな場所だと思い込んでた。
こんなに、静かで美しい場所があるなんて、思いもしなかった。
あそこは「廃墟」と呼ばれてしかるべきだと思う。
けれど、すごく大切にもされていると感じた。
(別に綺麗に保っている、というわけではないが、
荒らされていない古いもの、というのはそれだけで感動する)
でも、それって廃墟(趣味)が嫌いじゃなくて、そこを壊していく悪意の人間やマニアが嫌いなだけなんだと知った。
ネットで調べたらいろいろあったみたいだけど
今もあるのかなぁ
できるのならば、大切にしてほしい。