年をとってからモテ始めた非モテの苦悩は、以下の二点に集約されると思う。
第一に、年齢によって持つべき恋愛観やとるべき行動が規範化されていて、
そうした恋愛に関する世間基準に適合できない疎外感。
非モテは単に若いころモテなかったというだけでなく、オタクだったり運動音痴だったりと
スクールカースト的な、世間のスタンダードと相容れないことが少なくない。
非モテ問題もこうした「世間一般への適応不全」という問題の一環としてとらえるべきだろう。
第二に、十代的な、打算抜きの恋愛ができなかったという事実は、
自分には単なる経済的商品価値しかなく、人間的魅力がないという意識をもたらす。
三十代になってモテ始めても、所詮はATMとしての価値しかない。
そう考えると、非モテが結婚に対してネガティブになるのも当然だ。
非モテにとって、結婚とは「自分にはATMとしての経済的価値しかない」と自ら認めることに他ならない。
非モテである俺も、仲の良い女友達とは、薄暗い影がつきまとう三十代的恋愛をしたいとは思わない。
ただの友達でいるほうがどれほど幸せなことか。
でもこういう非モテ男の悩み(?)を見るたびに、取り越し苦労な気がするな。 この増田だって結局彼女は今でもいないんでしょ? モテ始めたと本人思ってるみたいだけど、単に社交辞...