2009-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20090916195829

でも、僕がただ汗を流していた時代、今したらヤリ捨てと非難される遊びの恋愛が、スタンダード恋愛として皆は謳歌していた。

歳を取ってからの恋愛は、歳を取ればとるほど結婚の可能性が高い恋愛になって、ビジネスの色合いが非常に強くなる。

30代で恋愛デビューをしたところで、本当の、ビジネス抜きの恋愛をするチャンスは永遠に失われていたことになる。

年をとってからモテ始めた非モテの苦悩は、以下の二点に集約されると思う。

第一に、年齢によって持つべき恋愛観やとるべき行動が規範化されていて、

そうした恋愛に関する世間基準に適合できない疎外感。

非モテは単に若いころモテなかったというだけでなく、オタクだったり運動音痴だったりと

スクールカースト的な、世間のスタンダードと相容れないことが少なくない。

非モテ問題もこうした「世間一般への適応不全」という問題の一環としてとらえるべきだろう。

第二に、十代的な、打算抜きの恋愛ができなかったという事実は、

自分には単なる経済的商品価値しかなく、人間的魅力がないという意識をもたらす。

三十代になってモテ始めても、所詮はATMとしての価値しかない。

決して相手の女性自分人間性をみているわけではない。

そう考えると、非モテ結婚に対してネガティブになるのも当然だ。

非モテにとって、結婚とは「自分にはATMとしての経済価値しかない」と自ら認めることに他ならない。

非モテである俺も、仲の良い女友達とは、薄暗い影がつきまとう三十代的恋愛をしたいとは思わない。

ただの友達でいるほうがどれほど幸せなことか。

  • でもこういう非モテ男の悩み(?)を見るたびに、取り越し苦労な気がするな。 この増田だって結局彼女は今でもいないんでしょ? モテ始めたと本人思ってるみたいだけど、単に社交辞...

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