■”いましかできないことを、する”

自戒を多分に含む。

兎角、暇を持て余しがちである大学生はよく、”いましかできないから、いまする”という。

彼らは(我々は)、いましかできないから、旅行にいき、いましかできないから、サークル活動に勤しむ。いましかできないから、友人と酒を呑み、いましかできないから、乳くり合う。

けれど、それは本当にいましかできないことなのか。

当然、人間には寿命があり、僕たちは否応がなく天寿を全うすべく、いまも一歩一歩進んでいるのだから、今この瞬間に行う、すべてのことは、”いましかできないこと”に違いない。しかし、だから全ての物事を等しい価値と看做し、白雉の如く盲目に、思考を巡らせることなくいまをいきるとは些か浅慮ではないか。では、本当に”いましかできないこと”とは、どのようなものであるのか。そのために、我々は自分の幸せはなにか? を明確に持つ必要がある。そして、自分の幸せを最大限に享受するため、あるいは自分の望む最低限に至るには、いつまでに、なにを、どうすればいいのかというプランをしっかりと引くことである。これが具体的であればある程、幸せに近づける。そして、先に引いたプランのひとつひとつこそ、本当に”いましかできないこと”なのではないか。制限時間内に自分の幸せを達成するための、工程表を定めること。

これは、我々がレールに乗り切る前の課題だ。

Permalink | 記事への反応(2) | 08:24

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