2009-06-20

頭を良くしようとしてる人に限って馬鹿であるたった一つの理由

それは、頭を良くすることなど出来ないから。

出来るのは、何かに習熟する事のみ。

それは頭が良くなっているのでなく、慣れているに過ぎない。

慣れは、個別のケースの処理能力の向上。

あくまでも個別な能力の向上だ。

そもそも、「一般的な知能」なんてものがあるのか疑わしい。

仮にあるとしても、そのような知能を鍛える方法など無い。

脳トレにしても、仕事での実務にしても、個別な鍛錬にすぎぬ。

そんなもので頭が良くなると本気で思っている時点で馬鹿だ。

頭の使い方を根本的に間違ってるから、そんな人が賢いわけがない。

頭を良くしようとしてる暇あるなら、本を読んで新しく知識を仕入れたり、

仕事技能を向上させるために特訓したりするほうが有意義だ。

頭の良さは、知識の蓄積と技能の慣れに過ぎない。

記憶力だの集中力だのなんとか力と名のつくものは、

この二者の組み合わせに過ぎない。

円周率覚えることで記憶力を鍛えようとする例を考えてみよう。

これで記憶力が全面的に鍛えられるだろうか?

いいや、ごく一面が鍛えられるだけ。

結局のところ、ごくごく個別な技能を鍛えているに過ぎないのだから。

数字のゴロ合わせの技能ワーキングメモリ内に音韻を記憶しておく技能など。

そこを見誤って、「記憶力を鍛えている」と思うから、おかしなことになる。

繰り返すが、頭を良くすることなど出来ない。

なんとか力を向上させるという宣伝文句は、信じてはいけない。

そうでなく、個別な技能を鍛えているのである。

だから、このタスクは具体的にどんな技能を鍛えるのか、と質問することが大事だ。

技能だけでなく、知識にしてもそうだ。

具体的にどんな知識を蓄積するのか考えるようにしよう。

とにかく、「頭を良くする」という発想は捨てて、技能や知識を向上させるという発想に切り替える。

逆説的なようだが、そうして取り組んでいけば、やがて「頭が良くなった」と他人から認められるようになる。

  • 同意だし、それに触発されて関係ないこと書くけど、知識と世界に対する論考は俺の中ではもういいと思った。もう俺は今日までに満足いくほどそれをやり尽くした。 俺はもう何も考え...

  • 「頭の良さ」を定義しましょう。 「また「定義」とか言い出したよ」なんて反応はもちろん意味ありませんよ。だって、定義は大切で、それがないと話ができないのだから。 あなたの...

  • おまえの言う意味での「頭を良くしよう」とする気さえない馬鹿の方が数が多い気がするのですが~ そっちをなんとかしないと

  • 出来るのは、何かに習熟する事のみ。それは頭が良くなっているのでなく、慣れているに過ぎない。 は 頭の良さは、知識の蓄積と技能の慣れに過ぎない。 と矛盾しているように思える...

    • どこが矛盾してると思うのか謎だが、もし、一つ目で頭の良さなど無いと言っておきながら、 二つ目で頭の良さを主語にしていることが矛盾と言われるのなら、二つ目は次のように言い...

  • 知能は大きく分けて、結晶性知能と流動性知能の2つがある。流動性知能がいわゆるIQみたいなもの。結晶性知能は料理の手際みたいなものかな? http://www.google.co.jp/search?q=%E7%B5%90%E6%99%B6%E6%...

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