三沢さんが逝ってしまった。
悲しいが、プロレスラーとして本望だったのかなと思う。
まだ若すぎる死に信じられないという気持ちが大きいが・・・。
しかし、対戦相手だった斎藤選手を責めるような似非ファンにがっかりした。
肉体と肉体がぶつかり合って己の力を競う場で「若手と年配では違う、使い分けできないのはレスラー失格」やら
「プロレスの中でプロレスを忘れた。若気の至りで済まされるのか?」やらと、
やたら血が上ってるだけの感情論が凄くファンとして情けなく感じる。
若手も年配も危険である事は変わらんという簡単な事すら理解できないのか・・・。
レスラーたちは常に危ない橋渡ってやってきてるんだと。
三沢さんが逝ってしまったのは、昔から見てきた一人のファンとして悔しい。
俺が三沢さんを見始めたのは1990年からだからファンとしては若輩だろう。
それでも悔しい。まだまだこれからの活躍を期待していた。
自分の対戦中に倒れ、そのまま逝ってしまったら・・・言葉にならないほど悔やむだろう。
それを誰かが責めるという事はできない。
プロレスってのが何であるかを理解できていれば責めるのはお門違いだと気づくはず。
三沢さんのファンである人たちが今するべきことは、斎藤選手を咎める事じゃない。
三沢さんの冥福を祈る事、そして三沢さんを忘れない事じゃないだろうか。
俺はそう思う。