ネットはもう既に平等ではない
ネットはユーザーにとって利害が絡めば絡むほど、ブランド志向になる
少なくとも一般ユーザーは、ユーザー数が多いか、信頼性、信用性が高いかを判断基準の一つとして重視している
例えば、今から動画提供サイトで一旗あげるべくしてベンチャーを立ち上げたとする
Youtubeやニコニコ動画が既にあるのに、どうやってそのユーザー達を自社サイトに誘導するのか
余程画期的でなければ誘導する事自体困難なはずだ
ユーザー達には、あえて他のポッと出のサービスにわざわざ乗り換える理由がないのだから
もし自分がいつも使っている歯磨き粉を見ず知らずの人間に「こっちの方がいいから使ってください!」といきなり言われて乗り換えるだろうか?
親兄弟や恋人に言われても、特別な理由があって納得しなければあまり乗り換えようと思わないはずだ
話を戻そう
よしんば、うまく競合相手のいないところで自社サービスを軌道に乗せたとしよう
有名になってくると、すぐM&Aの対象になる(ビジネスモデルとして成立すると思われればだが)
そこで売るのがベンチャーの醍醐味かもしれんが、その時点で資本主義に敗北している
結局ベンチャーでちょっと成功しても、経済力のあるところに吸収されてしまう
そこで売らずに頑張っても、それ以上大きくなれる余地はほとんど残されていない
だからあえて言おう
ネットはもう既に平等ではない
ベンチャーに入ろう、または今頑張っているという人たちにひとつだけ伝えたい