2009-06-04

片想いは昨日でやめた。

片想いの終わり方は二通り。

両想いになるか、想うのをやめるか。

僕は勿論、後者なんだけどね。

こんな恋のしかたなんて、高校生以来かもしれない。

すごく独りよがりだった。

だから、片想いのまま、終わってしまったのも頷ける。

相手の女の子は、大学時代からの友人。

就職してから、二人でよくご飯とか食べにいくようになった。

二人でいるときすごく自分が落ち着くことに気が付いて、

いつの間にか惹かれていった。

この辺から勘違いだったのかも知れないけど、

その子も自分のこと嫌いじゃないなぁ、っていう気がしてた。

僕は会社の都合で長野に転勤した。

転勤する前に、告白しようと思ったけど、勇気が出せずにやめた。

どうせ、長野から東京ならすぐ帰ってこれるし、大丈夫と思っていた。

長野は初めての土地で、知り合いは会社の同僚しかいない。

会社の人たちはみんな良い人ばかりだから、長野も悪くないと思った。

だけど、仕事から帰った夜とか予定の無い休日とか、

突然、寂しさに襲われるときがあった。

そんなときに、その子にメールした。

…返ってこねぇ。

返ってきても1日以上経ってから。

電話をしても、出ない。

もう、脈無しどころか、きっと新しい彼氏がいるんじゃないかな。

諦めなきゃって思いつつも、余計に想ってしまうんだよ。

いい歳して、布団にくるまりながら、うわーーーってゴロゴロしてた。

なんだか、寝つきの悪い日が続いて、夜中の3時に目が覚めた。

寝ている間に、2日越しのメールの返信が来ていた。

今度の週末の予定を聞いたメールに対して、予定があるので会えないという旨だった。

会えないという返信がくるのは3週連続だった。

メールの最後に「今度みんなで遊ぼうね」と付け加えられていた。

取れない連絡、合わない予定、避けられる想い、

長野東京物理的な距離よりも、もっとその子との距離は遠くなった。

真夜中に一人、コーラを飲みながら、泣いた。

フラれてはいない。諦めきれてもいない。もちろん、冷めたわけでもない。

ただ、東京から離れた長野で一人、独りよがりの恋をしていた。

このままじゃ、一歩も先に動けない。

前に進むために、次の恋へ進むことにした。

片想いは昨日でやめた。

明日はコンパだ!

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